年齢とともに減少する成分を外から注入し、肌のハリを取り戻します。
※同じ症状でも、カウンセリングによって提案する治療法が変わる場合もあります。ここでは、代表的な治療法をご紹介しています。
年齢とともに減少していくため、外から補い肌の若々しさをよみがえらせます
ヒアルロン酸は皆さんの体の中(脳・目・肌・関節など)に存在しており、美しさ、若々しさを保つのに重要な役割を担っています。たった1グラムで約6リットルを保温・保水する能力があります。ただし、体内において年齢とともに徐々に減少していくものなのです。赤ちゃんは体内にたっぷりとヒアルロン酸を持っているため、肌はすべすべでみずみずしく、もっちりとしています。
これが年齢を重ねるうちに減少し、40歳前後になると20歳の頃の2分の1しか体内にヒアルロン酸は存在しません。60歳を超えると、40歳の頃に比べてその半分しかなくなってしまいます。加齢とともに減ってしまうヒアルロン酸を外から注入して補うことで、肌のハリや潤いといった若々しさをよみがえらせることができます。
当クリニックは、高品質なヒアルロン酸を使用しています。
当院では、フランスでトップシェアを誇るVivacy(ヴィヴァシー)社のヒアルロン酸、『STYLAGE(スタイレージ)』を中心に使用しています。柔らかさと持続性(約12カ月)が特徴で、自然な仕上がりで人気のヒアルロン酸です。肌へのなじみが良く、注入後はとても自然で滑らかな仕上がりになります。
このような症状に有効です
- こけた頬
皮膚にハリを持たせて、頬を若々しく見せたい方
ヒアルロン酸治療の流れ
※こちらは標準の治療の流れです。
具体的な治療は個人によって異なります。詳しくは直接医師やスタッフよりご説明いたします。
- STEP1
当院の専門医がカウンセリングを行い、どの部位に悩みがあるのかをお聞きして、注入部分を決めます。
- STEP2
先端のとがった針を使って注入すると皮下の血管を傷つけ、内出血のリスクが高くなります。当院では先端が丸くなった特殊な注入針を使用しますので、内出血のリスクはほぼゼロです。針を注入する場所にのみ、ごく少量の局所麻酔剤を使用しますので、注入による痛みはほとんどありません。
- STEP3
手術後すぐに帰宅できます。赤みや腫れはほとんどありませんので、周りの人に気づかれることもありません。
※治療時間は約30分です。
効果の持続は1回のヒアルロン酸注射で約6〜12カ月です。
治療後も、ご質問・ご心配事等ありましたらいつでもお問い合わせください。
症例写真
副作用・合併症
- 青あざ(内出血)(皮下出血斑)
針を刺す治療なので、内出血による青あざの可能性が全くないとは言い切れません。内出血の起こりやすさには個人差があります。血が止まりにくい体質の方・毛細血管拡張症のある方・ご高齢の方は出やすくなります。また、血液をサラサラにする薬やサプリメントを常用されている方も内出血を起こしやすくなります。 - 腫れ、むくみ
ヒアルロン酸は高い保水力を持つため、適切な量を注入したとしても体内の水分を吸収して少し膨らみ、腫れて見えることがあります。1週間程度で自然な仕上がりに落ち着きます。 - 赤み
ヒアルロン酸を注入した部位は多少の赤みが出ますが、通常は48時間以内に治まります。 - 青み(チンダル現象)
ヒアルロン酸自体は無色透明なものですが、注入したヒアルロン酸が皮膚の表面から青く透けて見えてしまうことがあります。これはチンダル現象によるものです。 - 針の跡
針穴の跡が赤く点状に残ることがありますが、通常は1~3日で消えます。 - 凸凹
ヒアルロン酸注入部位の皮膚が薄い場合に、軽度の凸凹が生じることがあります。通常は数日中になじんで凸凹感が改善されていきますが、軽くマッサージをしてなじませることもあります。 - アレルギー
アレルギーテストは必要ありませんが、非常にまれにアレルギーを起こすことがあります(1%未満)。炎症などの症状が出た場合はすぐにご来院ください。 - 血管が詰まる
ヒアルロン酸は粘性のあるジェル状のものです。ヒアルロン酸を誤って血管の中に注入してしまうと血管が詰まってしまい、皮膚の壊死・失明・脳梗塞などの重症な合併症を起こすことがあります。これを予防するために、当院では針先がとがっていない鈍針を使用しています。
注意事項
- 洗顔、メイク
洗顔は通常どおり可能ですが、注入部分を強くマッサージしないようにしてください。メイクも施術当日から可能です。
- 入浴、サウナ
長時間の入浴やサウナ・岩盤浴などで血行が良くなると、腫れや赤み・内出血・かゆみなどが出やすくなります。施術後24時間は入浴やサウナは避け、軽くシャワーを浴びる程度にしてください。
- 運動
ヒアルロン酸注入後に普通に歩いたり、家事や事務仕事をするのは問題ありません。運動により血行が良くなると、腫れや赤み・内出血・かゆみなどが出やすくなるため、施術後24時間は激しい運動や重労働は控えてください。
- 飲酒
飲酒で血行が良くなると、腫れや赤み、内出血、かゆみなどが出やすくなるため施術後24時間は控えてください。
- 紫外線
ヒアルロン酸注入後に長時間紫外線を浴びると、腫れや赤み・かゆみなどが出やすくなります。施術後24時間は過度に日焼けしないように気を付けてください。
- フェイシャルマッサージ
施術後に激しいマッサージを行うと、注入したヒアルロン酸が移動したり、早く吸収されてしまうことがあります。注入後2週間は強く圧迫したり過度な刺激を加えないようにしないように注意してください。その後は組織になじみますので、今までどおりにエステやマッサージを受けることができます。
- 他の美容治療
ヒアルロン酸を注入した後、腫れや痛みが引き、ヒアルロン酸製剤が組織にしっかりなじめばレーザーなどの美容治療を行うことは可能です。目安としては、ヒアルロン酸注入後2週間ぐらいからです。
- 追加注入
初回注入後、2~3週間後に再度ご来院いただき、仕上がり具合をチェックします。効果がまだ不十分な場合は、追加注入して調整します。
- 治療できない方
1) 妊娠中の方
2) ヒアルロン製剤にアレルギーのある方
3) 注入部位に感染(ヘルペス・にきび等)や炎症のある方
4) ケロイド体質の方
5) 血液が固まりにくい方、抗凝固剤を使用している方
6) 免疫異常のある方、免疫抑制剤を使用している方
7) 透析を受けている方
8) 全身状態の悪い方
9) 精神疾患がある方
※治療できない方の中でも例外があります。詳細はご相談ください。
不明点・不安点は、どのようなことでも医師にご相談ください。
Q&A
ヒアルロン酸について、よくある質問はこちらをご覧ください。