ウルトラフォーマー3(ULTRAFORMER III)とは
ウルトラフォーマー3とは、高密度焦点式超音波(HIFU:High Intensity Focused Ultrasound))により、身体の皮膚(真皮)と脂肪層、筋膜(SMAS)に熱(約65〜75度)を与え、お肌の引き締めやたるみを改善する複合治療機器です。
高密度焦点式超音波(HIFU)とは、1点に超音波を集束させ、照射部位を瞬間的に高温にする技術です。理科の実験で、虫眼鏡やレンズを使って太陽の光を集めて紙などを焼いたご経験があると思いますが、それと似た原理です。
HIFUを使うと、肌の表面にはダメージを与えずに、肌の内部だけに熱損傷を起こすことができます。それによってたるんだ皮膚や筋膜(SMAS)の再活性化を起こし、コラーゲン生成を促進させます。
顔の皮膚や皮下組織は部位によって厚さや構造が異なるので、4種類のカートリッジ(2mm用、3.0mm用、4.5mm用、6mm用)を使い分けることによって、加熱する深さを調節します。
例えば、目元の皮膚は非常に薄いので、真皮浅層のみを加熱できる2mm用のカートリッジを使います。頬は皮膚が厚く、皮下にしっかりとした筋膜(SMAS)があるので、真皮浅層用(2mm)、真皮深層用(3.0mm)、SMAS用(4.5mm)の3種類のカートリッジを使い分け、3層に加熱します。また、あご下に脂肪がついている場合は脂肪層用(6mm)のカートリッジを使います。
※同じ症状でも、カウンセリングによって提案する治療法が変わる場合もあります。ここでは、代表的な治療法をご紹介しています。

経過の様子
治療後0〜2日:HIFUによる加熱により、肌内部のコラーゲンが縮み、お肌が引き締まります。
治療後2日目〜6週間:加熱(熱ダメージ)を受けて縮んだコラーゲンを直そうとする働きが起こり、新しいコラーゲンが生み出されます。
治療3週間後〜1カ月:新しいコラーゲンが増えることで、皮膚にハリと弾力が生まれます。
このような方に有効です
- 顔のたるみを引き締めたい
- 注射やメスを使わずにリフトアップしたい
- フェイスラインをすっきりさせたい
- 小顔にしたい
- 目元の小ジワやたるみが気になる
- 目まわりをすっきりさせたい
- 二重あごが気になる
- 首のシワが気になる
- 肌のハリを戻したい
- 毛穴を引き締めたい
- 肌質を改善したい
治療風景
ウルトラフォーマー3の治療の流れ
※こちらは標準の治療の流れです。
※具体的な治療は個人によって異なります。詳しくは直接医師やスタッフよりご説明いたします。
- STEP1
当クリニックの専門医師がカウンセリングを行い、ご希望やご予算、肌質を丁寧にチェックして、治療の範囲、回数、方法を決めます。
- STEP2
施術する部位のクレンジングをして、きれいにメイクを落とします。
- STEP3
ウルトラフォーマー3を照射します。照射時間は顔全体で30〜40分程度です。肌質や肌の状態に合わせて、最適なカートリッジの選択や出力の設定を行います。
- STEP4
照射後に保湿剤を塗り、日焼け止めをつけて終了です。
※治療時間は肌質や症状、治療範囲、治療方法により異なりますが、10〜40分くらいです。
治療後も、ご質問・ご心配事等ありましたらいつでもお問い合わせください。
症例写真
※メーカー提供症例写真
副作用
- 個人差により、照射部に腫れ、ふくらみ、浮腫、やけどなどが起こることがまれにあります。もし、施術後異常が見られましたら、医師にご相談ください
- 照射直後は照射部位に赤みが出ることがありますが、数時間内で治まります。反応によっては軟膏やクリームを処方しますので、医師の指示に従って塗布してください。
- 施術後2〜3日は鈍痛や腫れぼったい感じを受けることがありますが、自然に軽快します。
注意事項
- 入浴シャワー、入浴は当日から可能です。
- アルコール摂取当日から可能です。
- メイク治療直後からメイク可能ですが、照射後から数日間は刺激の強い化粧品は使用しないでください。また、個人差によりますが、施術後2〜3日は乾燥気味になることもあります。保湿化粧品、乳液等をご使用ください。
- 日焼け治療後は肌のターンオーバーが促進され、新しい細胞が豊富になりますが、その時期は紫外線によるダメージを受けやすい状態となります。日焼けには十分注意し、照射から数日間は万全な日焼け対策をしてください。
- 洗顔治療前後から可能ですが、照射後から数日間は刺激の強い洗顔料は使用しないでください。
- 治療できない方ペースメーカー、シリコン、インプラント、金属糸(金属プレート)などを体内に埋め込んでいる方/糖尿病、心臓疾患、発熱、感染、治療部位に感染症や重度の皮膚疾患、ケロイド体質のある方/妊娠中の方、またはその可能性のある方/ヒアルロン酸などのフィラー剤やボトックスなどのボツリヌストキシン製剤を1週間以内に注入された方/以前に、麻酔によってアレルギーやショック症状を起こされた方
※グリコール酸、サリチル酸、レチノール酸、イソトレチノインなどが配合された製品をお使いの方は、ウルトラフォーマー3の治療を受ける3日前からそれらの使用をお避けください。
※治療できない方の中でも例外があります。詳細はご相談ください。
※不明点・不安点は、どのようなことでも医師にご相談ください。
Q&A
ウルトラフォーマー3について、よくある質問はこちらをご覧ください。