目袋の治療 下眼瞼の脱脂術(経結膜脱脂法)

年を重ねることにより眼の下にできるたるみ。これが目袋です。

最初は目の下のクマと認識している間にどんどん悪化していきます。名前は涙袋とか目袋と呼ばれていますが、医学的には病気とはされていません。また涙袋と目袋は厳密には異なるものです。

特に涙袋は若い女性が意識的に表情を変えるためにわざわざ形成を希望する場合もありますが、今回は老化によっておこる目袋、下まぶたの弛みの治療について考えていきます。

切る手術と切らない手術がある

目袋の原因は眼球の下にある脂肪を支えている筋肉が緩んでくるために目の下が飛び出た感じやたるんだ感じになります。長期間放置しておくと、表面の皮膚自体がゆるんできますので、その場合は皮膚を切除しなくてはなりません。それが切る手術です。

目袋とは解剖図

上の図の目玉の下の脂肪が目袋を目立たせる脂肪です

切らない手術とは下まぶたの裏側の結膜という部分に穴をあけて、そこから目袋の原因となっている脂肪を抜き出す治療です。経結膜脱脂法の「経」は結膜から、という意味なのです。

当院ではレーザーを使って本当に小さな穴から脂肪を取り除く技術がありますので、傷痕は一切残りません!といっても問題ないと思います。もちろんその穴を塞ぐために縫ったりする必要もありません。つまり、切らないで下まぶたの脂肪を取り除くことが可能なのです。

当院の症例です術前の写真はこんな感じです。

下眼瞼の脱脂術(経結膜脱脂法)手術前

治療後の写真です

下眼瞼の脱脂術(経結膜脱脂法)脱脂後の写真

経結膜脱脂法の流れ

点眼麻酔をして結膜を無痛にしてから、局所麻酔を注射します

下まぶたの裏にレーザーで数ミリの穴をあけます

特殊な器具を使用して、その小さな穴から原因となっている脂肪を取り出します

レーザーで止血をして、治療は終了です⋯縫いません

上記治療に要する時間は両側で40-50分でし、もちろんお化粧は当日から可能。当日から入浴が可能です!すごいでしょ(笑)

ダウンタイムとして数日間は少し腫れます(第三者には気づかれません)

因みに下眼瞼の脱脂術(経結膜脱脂法)はインドでも流行っているようです。

インドの下眼瞼の脱脂術(経結膜脱脂法)の症例

http://www.ijdvl.com/インドの皮膚科学会のHP

この手術のコツ

目の下の脂肪は三つのコンパートメントと呼ばれる塊に分かれています。脂肪をどれだけ取り除くかということが仕上がりを左右します。調子に乗って取り過ぎると、くぼんだ眼になってしまいますし、クマが目立つようになることもあります。

また、重度の場合はどうしても切る手術を選択しなければなりませんが、患者さんの意見だけを聞いて手術すればいいや的な医師が脂肪だけを取り除くのこ脱脂術を行うと、下まぶたの皮膚は弛んでしまい「手術しなけりゃよかった」ということに成りかねません。

そのためには多くの経験と美的感覚が必要とされる手術なのです。切らない手術であることで経験の少ない医師が手術すると悲惨なことになります。

最近当院でも、他のクリニックでの手術に対する修正を希望する患者さんが増加傾向にあります。綺麗になることに抵抗が少なくなった方が多くなったことは良いことと思いますが、受け入れる側の医師の技術が微妙なのでしょうね。

因みの当院の美容担当医師は経験は20年以上ありますし、下眼瞼の手術だけで数百例の実績を誇ります。また、ピアノを弾くことが趣味でありショパンの名手、そして絵画・書道にも造詣の深い医師ですので、経験・美的感覚にはまったく問題ないでしょう。(少し営業入れました 笑)

執筆者情報

桑満おさむ医師

このブログ記事の筆者:桑満おさむ
Osamu Kuwamitsu, M.D.

1986年横浜市立大学医学部卒業後、同大医学部病院泌尿器科勤務を経て、1997年に東京都目黒区に五本木クリニックを開院。

医学情報を、難解な医学論文をエビデンスとしつつも誰にでもわかるようにやさしく紹介していきます。

詳しいプロフィール

五本木クリニックのブログを購読する

五本木クリニック院長のtwitterアカウントをフォローfeedlyで五本木クリニックのブログを購読する