妊娠線の治療の学術的裏付け  当院の修正治療の取り組み

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大事なお子さんを産んでくれた奥様が妊娠線に悩んでいたら、悩んでいてもご主人には言えないのかもしれません。

男性はぜひこのブログをお読みください。

女性はかなり気にしているのです

妊娠線・肥満線または肉われと呼ばれる状態があります。妊娠・肥満・成長に伴って中身が大きく又は成長する速度にそれを覆っている形の皮膚が伸びることができなく、皮膚に白又は赤い線を残してしまうのです。

表面だけの問題なら自然治癒が期待できますが、真皮と呼ばれる皮膚の深い場所も断裂するので見た目はくっきりと残ってしまいます。水着をきると間違いなく目立つ位置にできてしまいますし、太ももの場合は短パンをはいても見えてしまいます。

妊娠の場合、女性は10か月にわたって大変な思いをして出産します。子育ても最近は協力的な男性も増えてはいるでしょうが、女性以上に育児をしている人は少ないと思います。それなのに気になる妊娠線を残してしまうなんてかわいそうではないでしょうか?

今まで様々な方法を妊娠線に試してきた当院ですが、中々の成績を上げることが可能となってきましたことは以前ブログで紹介しました。でも、ホントかな?という疑問をお持ちの方も多いのではと思いしっかりとした学会誌に掲載されていた文献をご紹介します。

割と原始的な方法を取っていた外国の症例

the American Society for Dermatologic Surgeryというアメリカの皮膚科学会の学会誌に掲載されていたものです。 方法はこんな針が付いたローラーで妊娠線の上を何回も転がします。

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Dermatol Surg 2012;38:1823–1828

私も外国で実際に治療風景を見学したことがありますが、医師は力いっぱい患者さんの腹部にこのローラーを当てていました。麻酔をするので痛みは感じませんが、医療というより作業という感じで当院での導入は見送りました。

症例は少ないのですが16名の方にこの治療をしたようです。患者さんの満足度はかなり高い結果がでました。

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Dermatol Surg 2012;38:1823–1828

16名中14人が満足されています。

妊娠線の一部を治療前に採取しており、治療後と比較したのが次の写真です

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Dermatol Surg 2012;38:1823–1828

Aが治療前、Bが治療後ですが、明らかに真皮の構成が修復されており、コラーゲン・エラスチンの増殖によって妊娠線が改善されていることが予想されます。これは顕微鏡レベルの写真ですが、実際の効果はこんな感じになっています。

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Dermatol Surg 2012;38:1823–1828

治療後三カ月後の写真です。明らかに妊娠線が薄くなっているようです。

五本木クリニックの方針

ローラーでゴリゴリはなんかかっこ悪い治療なので、当院では様々なレーザーを使用して可能性を模索してきました。また成長因子とよばれるコラーゲンやエラスチンを増やす働きがある薬剤も使用してみました。しかし、最近になってレーザーも使用しないし、薬剤も使用しなくてもかなりの効果を上げることが出来るようになりました。

当院の治療例です

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この論文の症例よりいい感じだと私は思っていますがいかがでしょうか?

今回、妊娠線・肥満線の治療が当院で可能となり、お悩みの方に自信をもってお奨めできると判断してこのブログを書かせていただきました。

当院の場合、研究機関ではありませんので、実際に患者さんの皮膚を採取させていただき論文に仕上げることは抵抗があり行っておりません。そのため以前のブログは宣伝臭も感じられた方もいらっしゃると思い、今回はアカデミックな文献としても私たちと方法は違っても、妊娠線・肥満線は治療改善できることを報告させていただきました。

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