小顔の4つの条件

若い方の多くは小顔になりたいと切実な想いを持っていらっしゃいます。
そのために様々な努力をされている方もいることでしょう。
小顔ローラーといったコロコロ転がす美容器具(?)でマッサージしたり、エステに通っていらっしゃる方もいますね。

しかし、顔のマッサージには効果がないばかりでなく、刺激を与えることは将来的にシワやシミといった肌の老化にもつながるのです。
また、エステで使っている器具は医療用ではないので効果も限定的です。結局何回も通わなければならないので、美容医療より高くつくことは意外に知られていないと思います。

最初から美容医療を受けたほうが手っ取り早いし、安上がりでもあります。
是非この記事をご覧いただいて、美容医療を検討してみてはいかがでしょうか。

条件その1.頬やあご下に余分な脂肪がついていない

頬やあごの下に余分な脂肪があると当然顔が大きくなります。

頬やあごの下に余分な脂肪があると顔が大きくなります

この方はこれにあてはまります。

顔の余計な脂肪を除去するためには、脂肪吸引と脂肪溶解注射のふたつの方法があります。

脂肪吸引について

そのうち手っ取り早いのは脂肪を吸い取ってしまう脂肪吸引です。
脂肪吸引は外科的な手法ではありますが、わずか3・4ミリ切るだけの施術です。ほとんど切らないので抜糸がいらないという特徴もあります。
一般的な外科手術よりはかなりマイルドで、美容医療がはじめての人にも抵抗感が少ないと思います。

頬だけなら15分ぐらいで終了しますし、あご下までやっても30分で終わります。
この写真の方であれば頬だけなので15分で終わります。15分と言われれば抵抗感も少ないのではないでしょうか。傷口がふさがるまでのダウンタイムも3日程度ですし、マスクで隠れるので翌日から仕事をすることもOKです。

脂肪吸引はお腹などの大きな部位の場合は機械で吸い出します。
しかし、顔の場合は繊細でデリケートな操作が必要です。吸い込みすぎると凸凹になってしまったりしますので、シリンジという注射器の筒で吸い出す作業を行います。

副作用や危険性ですが、確かな技術をもったクリニックで実施すれば安全ですし、副作用といったものもありません。
皮膚の裏側に擦り傷ができるため、術後に痛みはありますが鎮痛剤を処方しており、これで充分抑えることができています。

脂肪溶解注射について

脂肪を除去するもうひとつの方法が脂肪溶解注射です。

デオキシコール酸という、人間の胆汁に含まれている成分を注射するのです。この成分は脂肪細胞の細胞膜を破壊し、脂肪細胞の数自体を減らし、部分痩せの効果が証明されています。
効果は脂肪吸引には及ばないものの、切らないで済むメリットがあります。
また、副作用やダウンタイムに関しては、注射なのでたまに内出血が出ることがあるくらいです。

しかしこの脂肪溶解注射の効果は個人差があります。
また、最低5回は通院して注射する必要があります。しかも、多くの回数を重ねても改善しないケースもあり、効果にばらつきが大きいことが欠点です。

条件その2.エラがはっていない

エラがはっていると、どうしても顔の印象がゴツい感じになってしまいますね。

下の左の写真は私の若い時なのですが、大学時代はエラが目立つことから「エラリン」と友人から呼ばれていました。

松下医師の大学時代と現在の顔の比較・ボトックスによってエラが小さくなっている

右の現在と比べるとかなりエラが目立っていますよね。

エラがはるのは、顔の骨格の形に原因があると思われるかもしれません。

しかし、原因としては筋肉の肥大の方がずっと多いのです。

以下の図で示す咬筋(こうきん)が発達しすぎるとエラが目立つようになります。

咬筋(こうきん)が発達しすぎるとエラが目立つよう

歯ぎしりや歯を食いしばる癖のある方、せんべいやスルメといった硬いものを好きでよく噛む人などは、咬筋が鍛えられて肥大してエラがはってくるのです。

咬筋が肥大しているかどうかを確かめる方法があります。
奥歯を思い切り噛んだり、ゆるめたりしてみてください。エラの部分がこのようにプクップクッと盛り上がったら、咬筋が厚く肥大しているということです。

咬筋の肥大にはボトックス

咬筋の肥大にはボトックス注射が非常に効果的です。

私は現在定期的にボトックスの注射を自分で行っているのですが、そのおかげでエラはほとんど目立たなくなっています。
現在の私の写真では、かなりエラが小さくなり小顔になっているのがわかるでしょう。

ボトックスは筋肉の働きを抑えることで、エラの筋肉を衰えさせるのです。

エラに注射するボトックスは、他の部位に比べると効果が出始めるのが遅く、10日~2週間ほどで徐々に効果が出始め、1~2ヶ月後頃効果が最大になります。
持続期間は個人差があり、4ヶ月~半年ぐらいです。定期的に注射すると効果の持続期間が伸びます。

「廃用性筋萎縮」といいますが、寝たきりの老人の足はどんどんやせ細っていきますよね。
これと同じで咬筋をボトックスで動かないように抑え続けることで、咬筋が萎縮した状態を維持することができます。
半年おきにボトックス注射を繰り返すと、いつでもエラがスッキリした状態を維持できるのでおすすめです。

気になるダウンタイムや副作用、危険性について書いておきましょう。
ダウンタイムはただの注射なのでまったくありません。

副作用としては、硬いものを噛むときにあごが疲れやすかったり、だるく感じたりすることがあります。しかしこれは一時的なもので徐々に収まります。噛むための筋肉は咬筋以外にもあり、咬筋を弱くするだけなので、噛めなくなることはありません。

ボトックスの量が多すぎたり、注射部位が適切でないと頬がこけてしまい老けて見えることがあります。
あとは、顔の筋肉は30種類以上もあり、バランスをとって動作しています。咬筋が緩むと他の筋肉に影響が及んで一時的に頭痛が起きることはあります。しかし、これは数日で治りますので大丈夫です。

エラの原因が骨格である場合は骨削り

あまりないのですが骨格が原因の場合もあります。この場合は骨を削って骨格をすっきりさせる必要があります。いわゆる骨削りといわれる手術です。
韓国では非常にメジャーで頻繁に行われていますが、リスクの高い手術であることを理解しておく必要があります。
大掛かりな手術になりますので、全身麻酔の設備や専門の麻酔科医が必要です。また、入院設備も必要になります。

骨を切ると大量に出血しますので、喉の中に血液が流れ込んで窒息してしまうケースも少なからずあります。
また、顔全体がひどく腫れますのでダウンタイムも1ヶ月ぐらい覚悟しないとなりません。
ちなみに当クリニックでは全身麻酔の設備がないため行っていません。

条件その3.たるみによるフェイスラインのだぶつきがない

俗にブルドック顔といわれるものです。
加齢によるたるみによってフェイスラインがだぶつくという悩みです。この場合は、普通小顔にしたいというよりは、たるみを取りたいとおっしゃる方が圧倒的に多いです。
主に40歳以上ぐらいの方が対象となってきます。

たるみを取るには、スレッドリフトとフェイスリフトのふたつの方法があります。

スレッドリフトについて

ギザギザのこのような糸を頬に埋め込み、たるんだ皮膚を糸に引っ掛けて引き上げる方法です。

切る必要がありませんので腫れや痛みも軽度で、数日で落ち着きます。
約30分程度で終わるため気軽に受けられる施術です。
その反面、この糸は溶けて吸収されるため1年半~2年程度で効果がなくなるので、維持するためには定期的な通院が必要になります。

切るフェイスリフトについて

前述のスレッドリフトは現在ではたるみ治療の主流となっています。しかし、スレッドリフトでは引き上げられるたるみの量に限界があり、また効果が長続きしません。
そこで、長持ちさせたい、あるいはたるみの量が多い場合は、切るフェイスリフトを選択したほうが満足できる結果が得られます。

患者さんが取りたいと思ったぶんだけ、自由な量を切り取ることができます。
手術になりますのでダウンタイムは1週間くらいと少し長くはなりますが、危険性もなくお勧めできます。

条件その4.顔の形が逆卵型か逆三角形型

これまでに紹介した3つの条件を改善することで、顔の形が逆卵型や逆三角形型に近づくことで小顔を実現することができます。

最終的にはケースバイケース

脂肪吸引をするとあまった皮膚がたるんでのこります。若い人の場合は皮膚に弾力があるのでそのうち元に戻ります。
ところが中年以降になると皮膚の弾力がなくなってダラーンとなってしまいます。そのような場合は、皮膚が余るので脂肪吸引にプラスしてスレッドリフトかフェイスリフトが必要になることもあります。

やせているためフェイスリフトの他に脂肪注入したほうがいい場合

更にこの写真の方のようにやせていらっしゃる場合は、フェイスリフト手術のみでは骨が浮き出てゴツゴツした印象になります。そのため脂肪注入も追加して、ふっくらさせてハリを出すと、より若々しい印象になります。

その都度最適な治療を選ぶ必要があるので、小顔にしたいというご要望がありましたら是非ご相談ください。

以上で述べた小顔にする施術をいくつか組み合わせで一緒に施術しても通常は割引はないのですが、症例写真撮影にご協力いだだければ少しですが割引をします。

執筆者情報

松下洋二医師

このブログ記事の筆者:松下洋二
Yoji Matsushita, M.D.

鳥取大学医学部卒業後に京都大学医学部形成外科に入局。大学附属病院などで形成外科・美容外科で働いた後、2007年より五本木クリニックの美容診療部の部長に就任。

医師としてこれまで患者さんと向き合ってきた経験が、読者の皆さんにとって少しでも有益な情報になるよう情報発信に努めてまいります。

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