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シミの原因・治療・予防の全て

肌のシミが気になる⋯とよく言いますが、実はシミは医学用語ではありません。

一般的に肌のシミというのは、肌に茶色や黒の変色した部分ができることを指します。変色した肌でアザもありますね。シミとアザの違い、それは後天的にできるものがシミで、生まれつきある先天的なものがアザです。

シミの種類

当クリニックではシミを以下のように6種類に分類しています。

  1. 老人性色素斑
  2. 脂漏性角化症 老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)ともいいます
  3. 肝斑(かんぱん)
  4. 雀卵斑 一般的にはそばかすといわれるものです
  5. 後天性真皮メラノサイトーシス
  6. 炎症後色素沈着

脂漏性角化症はもともとは老人性色素斑から発生するもので、同じものともいえます。

そこで5種類と分類されることも多いのですが、治療法が異なるため当クリニックでは6種類と分類をしています。

シミの種類
外観の特徴
発生しやすい時期
原因
解説
境界 形状
老人性色素斑 はっきりしている 茶色 円形 中年以降 紫外線・老化 最も多いシミで、当クリニックのシミ治療では約60%が該当
脂漏性角化症 はっきりしている 茶色・黒 イボのように盛り上がり、表面はザラザラしている 中年以降 紫外線・老化 老人性色素斑から発生する良性の腫瘍。皮膚がんと似ているので、検査を行い区別する必要がある。脂漏性角化症そのものはがん化することはない
肝斑 一般的に境界不明瞭だが特定の部位に明瞭なラインが出ることがある 茶色 複雑な不定形。刷毛で掃いたような形状
両頬骨の上に発生し、顔の中心を軸に左右対称に発生する。まぶたにはできず、そこだけ白く抜けたような感じになる。また、眉毛、もみあげ、毛髪の生え際にも生じない
30代・40代の女性に多い はっきりと特定されていない ピルの服用や妊娠といった、女性ホルモンの分泌が関係する身体的な変化によって起こることが多いことから、女性ホルモンが関与していると考えられている。
紫外線やこすったりすることといった物理的な刺激によって悪化する
雀卵斑 はっきりしている 茶色 2・3mm程度の小さな斑点が、鼻を中心に両方の頬に左右対称に散らばるように発生する 主に子供の頃 遺伝・体質 紫外線で悪化する
後天性真皮メラノサイトーシス はっきりしない 青みがかった茶色 顔の中心を軸に左右対称に発生する 10代後半から30代ぐらい。女性に多く男性の10倍ぐらいの頻度 不明 シミは皮膚の表面付近の表皮に発生すると茶色くなるが、皮膚の深部の真皮に発生すると青くなる。このシミは真皮の部分に発生するため青みがかることが特徴
炎症後色素沈着 はっきりしない 赤みを帯びた茶色 炎症が起きた範囲に応じて形や場所が異なる 特になし やけどや怪我、湿疹、皮膚炎、ニキビ、レーザー治療後などによる皮膚のダメージによる 皮膚の炎症がベースにあるのでかゆみを伴うこともある

しみの治療を理解する最大のポイント「ターンオーバー」

皮膚の表皮の構造

皮膚はいつでも同じでまったく変化していないように見えます。

しかし、約28日~45日程度の周期で新しく生まれ変わっているのです。

皮膚の表面は「表皮」といい約0.2mm程度の薄さですが、この薄い表皮はさらに皮膚の奥の方から順番に4層に分かれています。

  • 基底層(きていそう)
  • 有棘層(ゆうきょくそう)
  • 顆粒層(かりゅうそう)
  • 角質層(かくしつそう)

となっています。基底層で生まれた皮膚の細胞は、最終的に角層から「あか」や「ふけ」として剥がれ落ちます。この日々繰り返す新陳代謝が「ターンオーバー」です。

ではターンオーバーはどのように行われるのでしょうか。

基底層

新しい皮膚の細胞が作られる層です。基底層の細胞は細胞分裂により増殖します。

有棘層

基底層で作られ成長した細胞は、基底層にとどまることなく有棘層に持ち上げられます。

そして、成長した細胞が作られるたびに、有棘層にある皮膚の細胞は上に押し上げられていきます。上に達するにしたがって徐々につぶれて扁平な形状になっていきます。

顆粒層

5回から10回程度、有棘層で押し上げられると細胞は顆粒層に到達します。

ここまで来た皮膚の細胞はさらに扁平になります。

顆粒層に達した細胞はセラミドという皮膚のバリア作用を維持する物質を放出するようになります。

角層

顆粒層にある細胞は角層に達し、ここで細胞は生を終えます。

生を終えた角層の細胞は、皮膚内へ外界からの異物の侵入を防いだり、水分の過度な蒸発を防ぐといったバリアの役割を果たします。

そして最終的にあかやふけとなって皮膚から剥がれ落ちます。

シミの原因と発生のメカニズム

シミとは皮膚にメラニン色素が滞留してしまった状態です。

そしてメラニン色素が作られる主な原因は紫外線です。

紫外線が細胞の中にある遺伝子に多くふりそそぐと、細胞がガン化する危険性が高まります。

そこで、紫外線が多い場所にいるとメラニン色素を作り、皮膚の細胞を守ろうとするのです。

メラニン色素そのものは、紫外線から皮膚を守るために重要な働きをする物質で紫外線を吸収する働きがあります。

日焼けした際に肌が黒くなるのは、人体が持っている重要な防護作用なのです。

しかし、メラニン色素が必要以上に滞留すると、やっかいなシミになってしまいます。

シミができる仕組み

皮膚の表面に紫外線があたると、顆粒層や有棘層にある皮膚の細胞が、プラスミンやプロスタグランジンといった物質を産生します。

基底層にはしみの原因となるメラニン色素を作るメラノサイト(色素細胞)という細胞があります。

プラスミンやプロスタグランジンは、メラノサイトを刺激してメラニン色素が分泌させるように促します。

メラノサイトがプラスミンを受け取ると、チロシナーゼという酵素が作られます。

チロシナーゼはチロシンというアミノ酸をメラニン色素に変える働きがあります。

このような仕組みを通じて、シミの原因のメラニン色素ができます。しかし、誰でも紫外線を多く浴びるとシミができてしまうというわけではありません。

通常であれば先ほど説明したターンオーバーがあるため、ひとたび作られたメラニンも皮膚と一緒に剥がれ落ちることとなります。

20代の頃だと約28日程度でターンオーバーが終わるのですが、30代~40代だと40日以上かかるようになります。

このようにターンオーバーの周期が長くなると、蓄積したメラニン色素が排出されるまでに日数がかかるようになるので、加齢によってシミができやすくなるのです。

あともうひとつの要因として、紫外線や女性ホルモンの分泌量の変化といった要因によって、メラノサイトが異常化することが挙げられます。

これによってターンオーバーの速度以上にメラニンが産出され、メラニンの排出が追いつかなくなくなりシミとなるわけです。

シミの治療は3種類に大別される

シミの治療法は数多くありますが、大きく分けると以下の3種類になります。

  1. メラニン色素の生成を抑える方法
  2. メラニン色素を分解する方法
  3. ターンオーバーを促進してメラニン色素の排出を促進する方法

1.シミの原因になるメラニン色素の生成を阻害する

飲み薬、塗り薬、イオン導入、エレクトロポレーション、超音波導入、メソセラピーといった方法があります。

シミができる仕組みで説明したように、シミの原因であるメラニン色素できるまではいくつかのステップがあります。

その中のどこかのステップを阻害すれば、メラニン色素の発生を防ぐことができるわけです。

メラニン色素の発生を防ぐことができれば、いずれターンオーバーによってシミのない皮膚になるという原理です

この治療のために使うのは薬剤が多いのですが、同じ薬剤を使うにせよ、内服する、単に皮膚に塗る、皮膚に浸透しやすいような状態をつくってから塗る、注射する(メソセラピー)、といった様々な方法があります。

塗り薬については皮膚の表面の角層は非常に強固なバリアとして働くので、浸透しにくいという問題があります。

そのため浸透しやすいように皮膚の状態を一時的に変える方法が開発されています。その方法には「超音波導入」「イオン導入」「エレクトロポレーション」の3つがあります。また、注射については100%体内に取り込むことができるので、最も効果が高い方法です。

薬剤の体内への取り込み効率の高い順番に並べると以下の通りとなります。

①メソセラピー → ②エレクトロポレーション・超音波導入 → ③イオン導入

※メラニン色素の生成を阻害する薬剤の中には、メラニン色素の分解作用や、ターンオーバー促進作用という複数の効果があるものもあります。

エレクトロポーレーション

皮膚表面に電気を流し、皮膚にごく微細な穴を開けます。薬剤はこの穴を通過できるようになるため薬剤が非常に浸透しやすくなります。

イオン導入では粒子が大きいヒアルロン酸や、イオン化しないコラーゲンといった成分を浸透させることはできません。

ところがエレクトロポレーションであれば、皮膚の奥まで浸透させることができるのです。

超音波導入

皮膚の表面に超音波という耳には聞こえない高い音を流します。1秒間に数百万回といった振動を皮膚に与え、薬剤が通過する隙間を作る方法です。

イオン導入

皮膚に微弱な電流を流すことで、薬剤をイオン化して浸透させる方法です。

人体が薬剤と反対側に荷電することによって、磁石のN極とS極が互いに引っ張り合うような感じで、自然と体内に引き込まれるという作用を起こします。

2.メラニン色素を分解する

光エネルギーを照射しメラニン色素を熱破壊する治療法です。

レーザーや光治療が主にこれに該当します。レーザーや光治療は種類を適切に選べば非常に効果が高い方法です。

しかし、不適切なレーザーを使用すると、メラノサイトが刺激されることによって逆にシミが悪化することもあります。

また、その逆に、メラノサイトが完全に破壊されることにより、その部分だけメラニンが全く生成されなくなる場合もあります。この場合は白斑という白いまだらになってしまうこともありえます。

このような技術的な難しさもあります。

またダウンタイム(治療後に肌をテープなどで保護する必要がある期間)のあるレーザーの種類もあります。

3.ターンオーバー促進

ターンオーバーを促すために角質を除去する薬剤を皮膚の表面に塗る治療法です。

ケミカルピーリングといった治療がこれに該当します。

4.物理的に除去

脂漏性角化症はイボなので、物理的に除去するという治療法もあります。

電気焼灼といった電気メスで蒸発させる、液体窒素やドライアイスで凍結させて取る、外科的に切除するという方法もあります。

シミの治療法及び効果一覧

シミの種類に応じて治療法の効果が違います。

またダウンタイムの違いや治療に伴う痛みの差もあるので、症状や患者さんの要望に応じて適切な治療を組み合わせて選択します。

以下の表では当クリニックでは採用していない治療法も含め、127項目について網羅的に記述しています。当クリニックで採用している治療法はオレンジ色で色付けしてあります。

当クリニックでは採用していない治療法については、経験によるものではありません。知識的なものであったり、作用メカニズムから基づく推測であることをあらかじめおことわりしておきます。

治療法 老人性
色素斑
脂漏性
角化症
肝斑 雀卵斑 後天性
真皮メラノサイトーシス
炎症後
色素沈着
ダウン
タイム
飲み薬
ビタミンC※シナール なし
ビタミンE なし
トラネキサム酸※トランサミン なし
グルタチオン※グリチロン なし
L-システイン※ハイチオール なし
塗り薬
ハイドロキノン なし
トレチノイン なし
ビタミンC誘導体 なし
アルブチン なし
プラセンタ なし
トラネキサム酸 なし
エラグ酸 なし
4MSK なし
T-AMCHA なし
ルシノール なし
コウジ酸 なし
リノール酸 なし
マグノリグナン なし
TXC なし
PCE-DP なし
カモミラET なし
AMP なし
イオン導入
ビタミンA なし
ビタミンB2、B6 なし
ビタミンC なし
ビタミンE なし
プラセンタ なし
トラネキサム酸 なし
グリシルグリシン なし
エレクトロポレーション
ビタミンA なし
ビタミンB2、B6 なし
ビタミンC なし
ビタミンE なし
プラセンタ なし
トラネキサム酸 なし
グリシルグリシン なし
ヒアルロン酸 なし
コラーゲン なし
成長因子 なし
アミノ酸 なし
アルブチン なし
ハイドロキノン なし
アスタキサンチン なし
プリテオグリカン なし
アルジルリン なし
超音波導入
ビタミンA なし
ビタミンB2、B6 なし
ビタミンC なし
ビタミンE なし
プラセンタ なし
トラネキサム酸 なし
グリシルグリシン なし
ヒアルロン酸 なし
コラーゲン なし
成長因子 なし
アミノ酸 なし
アルブチン なし
ハイドロキノン なし
アスタキサンチン なし
プリテオグリカン なし
アルジルリン なし
注射(ビタミン)
葉酸 針跡がかさぶたになったり、赤みや腫れが数日起こります
ビタミンA 同上
ビタミンB12 同上
ビタミンC 同上
ビタミンD 同上
ビタミンE 同上
ビタミンK 同上
ビオチン 同上
パントテン酸カルシウム 同上
イノシトール 同上
ナイアシンアミド 同上
ピリドキシン 同上
チアミン 同上
リボフラビン 同上
注射(アミノ酸)
アラニン 同上
アルギニン 同上
アスパラギン 同上
アスパラギン酸 同上
システイン 同上
グルタミン酸 同上
グリシン 同上
ヒスチジン 同上
イソロイシン 同上
ロイシン 同上
リジン 同上
メチオニン 同上
フェニルアラニン 同上
バリン 同上
セリン 同上
トレオニン 同上
トリプトファン 同上
チロシン 同上
プロリン 同上
オルニチン 同上
注射(ミネラル)
塩化カルシウム 同上
硫酸鉄 同上
塩化カリウム 同上
塩化マグネシウム 同上
炭酸水素ナトリウム 同上
塩化ナトリウム 同上
リン酸水素二ナトリウム 同上
メタケイ酸ナトリウム 同上
注射(その他)
コエンザイム 同上
デオキシチミジン 同上
ピルビン酸ナトリウム 同上
レーザー
QスイッチYAGレーザー※レブライト ✕✕ ✕✕ 10日間テープ固定が必要
CO2レーザー ✕✕ ✕✕ 同上
低フルエンス
QスイッチYAGレーザー
(レーザートーニング)
なし
Qスイッチルビーレーザー ✕✕ ✕✕ 同上
Qスイッチアレキサンドライト ✕✕ ✕✕ 10日間テープ固定が必要
エルビウムYAGレーザー ✕✕ ✕✕ 10日間テープ
固定が必要
ロングパルス
アレキサンドライトレーザー
(レーザーフェイシャル)
なし
IPL(光治療) オーロラ なし
ケミカルピーリング
乳酸ピーリング なし
サリチル酸ピーリング※ベビーピール なし
アミノ酸ピーリング なし
グリコール酸ピーリング なし
トリクロロ酢酸ピーリング※マッサージピール なし
Wピーリンググリコール酸+乳酸 なし
ミルクピーリンググリコール酸+乳酸+サリチル酸 なし
電気焼灼 10日間テープ固定が必要
冷凍治療 同上
切除手術 抜糸までの1週間テープでカバー

 

ここで強調しておきたいことなのですが、シミの治療はあくまでシミを「軽減する」ものであることに留意してください。

運がよければ完全に消えることもありますが、普通はシミが完全になくなるわけではありません。

程度が100のシミを10ぐらいに抑え、薄くして目立たなくするというイメージです。

あまり過大な期待をすると落胆することにもつながります。

もうひとつ重要なことですが、シミが消えてなくなるというような表現の広告やセールストークに注意すべきです。

そのようなことをうたうクリニックやエステサロンは良心的ではないと考えて差し支えありません。

注射による治療法について

通常注射ではシミのみの治療を行うことはまずありません。

注射治療の主な目的は肌のエイジングケア、もちろんシミへの作用はありますがそれはついでという程度です。メインの目的は肌の活性化や肌の抗酸化、さらにはシワ予防です。

注射によるエイジングケア治療は、各薬剤を単独で使うことはありません。様々な効果がある薬剤を何十種類とまとめて入れて総合的に効果が出るようにしますので、そのほとんどの薬剤はシミ以外の目的で配合されているのです。

保険診療でシミの治療はできるか

保険治療でできるシミの治療は以下の3つのケースです。

  1. 炎症後色素沈着

    炎症後色素沈着は外傷やニキビ、やけどなど保険の適用になる病気や怪我から発生するため、保険での治療が可能です。

    ただし、保険内でできる治療はビタミンCの内服薬の処方だけです。えっ?それだけと思われるかもしれませんが、炎症後色素沈着は時間さえかければ自然に治るものなのです。

    どうしても早く治したい場合には保険外の美容治療を行うことを検討してもよいでしょう。

  2. 脂漏性角化症

    前述したようにイボの一種なので、電気メスで焼き切る、ドライアイスで冷凍凝固させるといった保険治療が可能です。

    ただし、ドライアイス冷凍凝固法は、1回で取れないことが多く、何度も通院が必要で、また、イボは取れても色素沈着の副作用が残ってしまうことが多いのでおすすめできません。

  3. 皮膚がんの可能性がある場合

    シミの部分の皮膚を手術で切り取り、がんかどうか判別するための細胞検査に回すこととなります。

その他のシミや治療法については保険はききません。レーザーやケミカルピーリングなどは全て保険外診療となります。

シミの予防法

紫外線を防ぐ

紫外線が最もシミの原因として重要であることはおわかりいただけたかと思います。紫外線を避けることがやはり重要なのです。

日傘を差すことは効果的です。

また、できる限り日中は外出を控えたほうがシミの予防のためにはよいでしょう。

冬でも紫外線は多くの量が降り注いでいますが、特に紫外線が強い4月から9月頃は日光に気をつけることをおすすめします。

太陽紫外線のUVAとUVBの月間変動

紫外線の月別照射量

また、紫外線の中でも波長の長いUVA波は、シミの主な原因ですが雲や窓ガラスを通過しやすい性質があります。

「今日は曇っているから」「家の中にいるから」といって安心することなく、できる限り日光に当たらないように気をつけることが必要です。

また戸外での活動を行う際には日焼け止めを使用して、紫外線対策をしましょう。

日焼け止めにはどれも同じというわけではなく、「PA」「SPF」という紫外線防止効果の数値が記載されています。

PAは「Protection grade of UVA(プロテクショングレイドオブUVA)」の略で、シミの主な原因となるUVAを防止する効果の高さを示します。

SPFは「Sun Potection Factor(サンプロテクションファクター)」の略で、日光を浴びた直後の日焼けを起こす、紫外線の中のUVB波を防止する効果の高さを示します。UVBもシミの原因になります。

日焼け止めに書かれたSPFとPAの意味って?

シミの予防のためには、状況に応じてPAとSPFの性能が適切な日焼け止めを使うことが大切です。

また、塗り方も重要でたっぷりと、塗り残しがないようにくまなく塗り、かつ汗で流れ出たりしますので、こまめに塗り直すことも重要です。

物理的な刺激を避ける

こすったり掻いたりといった物理的な刺激によってもメラノサイトは刺激されます。

刺激の強いスポンジたわしなどを使って体を洗っているのであれば、刺激の少ない種類のかゆみがあってどうしてもかいてしまう。といった場合にはかゆみの治療を適切におこなう必要があります。

ビタミンCを積極的に摂取する

ビタミンCは体内で合成することができない、健康を維持する上で不可欠なビタミンです。

シミの生成にも重要な影響があり、ビタミンCはシミの原因に述べたようにシミの抑止に効果があります。

そこで新鮮な果物や生野菜をとることは、シミの防止効果が期待できます。

果物や野菜を充分に摂取できない場合には、ビタミンCのサプリメントを適度に摂ることも有効です。

ビタミンCは成人であれば1日に100mg以上が必要とされています。イチゴに換算すると5~6個分程度です。

大量に摂取しても体外に排出されるので、とりすぎても基本的に害はありません。そこで、シミを予防するのであれば、意識的に多めに摂取するのがよいでしょう。

また、ビタミンCが欠乏すると老化が早く進行することがわかっています。エイジングケアのために重要な栄養素なのです。

とはいえ、大量に摂取しても効果があるわけではなりません。

過剰摂取は下痢や、吐き気、腹痛といった胃腸への影響を及ぼし、かつ腎機能に障害のある人の場合、腎シュウ酸結石のリスクが高まるともされています。

厚生労働省の指針では、サプリメントで1,000mg以上のビタミンCを摂ることは避けるべきとされています。

日本人の食事摂取基準(2015年版)総論 ビタミン(水溶性ビタミン)

禁煙する

タバコを1本吸うと25mg~100mgのビタミンCが破壊されることがわかっています。肌を若く保ちたい、シミを防ぎたいと考えるのであれば、禁煙に取り組まれることを強くおすすめします。

まとめ

ここまでシミの種類や治療、そして予防に至るまで説明してきました。

できてしまったシミを完全に治す方法はないため、日頃の予防が大切です。

また、できてしまったシミをどうしても改善したいと考える場合、シミの最善の治療は状況に応じて違うので信頼できる医師に相談されることをおすすめします。