QスイッチYAGレーザーとは
皮膚の様々なトラブルを起こしている部分にレーザー光線を照射することで、正常な皮膚への置き換わりをはかるのがレーザー治療です。治療の目的に応じて様々な種類があり、その中でもQスイッチYAGレーザー(Qスイッチヤグレーザー)は、メラニン色素を持つ細胞だけに作用することで、シミ、そばかす、アザ、入れ墨などの改善をする治療方法です。
※症状によっては治療方法が変わることもあります。
- Q1
- シミ・そばかすにも有効ですか?
- A1
- 顔全体や多発するシミやそばかすに対しては、前もってオーロラ(フォトRF)で全体を少なくしておくと効果的でおすすめです。
- Q2
- 麻酔は必要ですか?
- A2
- 痛みがありませんから麻酔は必要ありませんが、多くの部位を同時に治療する方や痛みに弱い方は治療前にテープ状の麻酔やクリーム状の麻酔を使用します。
- Q3
- レーザー照射は痛いですか?
- A3
- 輪ゴムではじかれたように感じる方もいらっしゃいますが、小学生でも無麻酔で可能な程度です(痛みの感覚には個人差があります)。
- Q4
- 術後はどういう処置になるのですか?
- A4
- 治療した部分を肌色の目立たない特別な被覆材で保護します(1週間程度)。 テープの代わりに塗り薬の塗布も可能です。
- Q5
- 入浴・シャワー・飲酒・お化粧は?
- A5
- 当日より可能です(当日は患部をぬらさないように気をつけてください)。レーザー後約1週間は照射部位を湯船の中につけないように注意が必要ですが、シャワーで流すのはレーザー翌日から可能です。
- Q6
- 完治までの経過は?
- A6
- 当日は、患部をぬらさないように気をつけてください。翌日は、薄皮状のかさぶたができます(かさぶたをはがさないように気をつけてください)。10日程度で治療部位のかさぶたが自然に取れます。かさぶたが取れた後は「色素沈着」を防ぐために、数カ月はハイドロキノンおよび日焼け止めをご使用いただきます。
- Q7
- 色素沈着・再発はある?
- A7
- 術後の色素沈着は約50パーセントの方に起こります。原因は肌質(メラニン活性が強い)や、早めにかさぶたが取れたことによる場合が多いようです。これはシミの再発ではなく、一時的なものです。
※術後のケアをしっかりやっていれば必ずきれいに仕上がります。ご安心ください。
- Q8
- タトゥーのレーザー治療は何回くらい必要ですか?
- A8
- タトゥーのレーザー治療回数は、タトゥーの種類によって異なります。色素の入っている深さ、色素の種類、タトゥーの面積などにより、治療回数が大きく異なります。アートメイクや自己彫りタトゥーのように色素がごく浅い部位に入っている場合は数回で取れてしまう場合もありますし、カラーのタトゥーや特殊な色素を使っているもの、面積が非常に広いタトゥーの場合には、治療期間が年単位(3〜4年)の長期に及ぶこともあります。
- Q9
- タトゥーはレーザー治療で完全に消えますか?
- A9
- タトゥーの種類によっては、レーザーのみでは完全に除去できないものがあり、他の方法(切除法、植皮術、皮膚削りなど)を併用する場合があります。
- Q10
- レーザーを当てた部位はどうなりますか?
- A10
- レーザー照射後は赤み、腫れ、血のにじみ、ジクジク感、かゆみ、かさぶたなどが現れることがあります。1〜2週間、皮膚の状態が落ち着くまで軟膏を塗ってケアをしていただきます。
- Q11
- 男性のレーザー照射後、テープ保護している部分のひげが生えてきてテープがすぐにはがれてしまいます。ひげをそった方がいいですか?
- A11
- 皮膚を傷つけない程度に、軽めにひげをそっていただいて大丈夫です。テープを貼り続けるのが難しい場所の場合、テープではなく軟膏を塗布していただいております。傷が乾かないように軟膏を小まめに塗っていただければ大丈夫です。