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やけど(火傷)

やけど(火傷)とは

やけど(火傷)は、狭い意味では熱によって生じた皮膚の障害を言いますが、広い意味ではアルカリや酸などによる化学熱傷も含みます。
皮膚は表皮、真皮、皮下脂肪の3層に分けられますが、やけどの深さの分類は治療を行う上で大変重要です。
表皮レベルのやけどを「I度熱傷」、真皮レベルのやけどを「II度熱傷」、皮下脂肪に及ぶやけどを「III度熱傷」と言います。

症状

Ⅰ度熱傷

皮膚が赤くなりヒリヒリするような身軽い症状で、日焼けもこれにあたります。
傷跡(瘢痕)を残さずに1週間程度で治ります。

II度熱傷

皮膚の真皮にまで達し、痛みを伴い、やがて水疱(水ぶくれ)ができます。
II度熱傷でも軽度のものは2~3週間で治り、感染を起こさなければ傷跡も残りませんが、深い場合は治るまで3週間以上かかり傷跡が残ります。

III度熱傷

皮膚の深い組織にまで達し、皮膚は白くなり、焼き焦げると壊死して、痛みを感じる神経も死んでしまい無痛覚となります。傷跡が残り機能障害を残します。
熱傷の面積が10%以上の場合はショック症状を起こすこともあります。

診断と検査

火傷の原因が何かによって、治療や経過・予後が違ってきます。受傷してからの時間など詳しくお尋ねします。特別な検査は必要ありません。

当クリニックの考え方・治療方法

食品包装用サランラップによる治療経過の例
新しい創傷治療」より

当クリニックでは、湿潤療法(しつじゅんりょうほう)を行っており、創傷(特に擦過傷)や熱傷、褥瘡(じょくそう)などの皮膚潰瘍に対し、従来のガーゼと消毒薬での治療を否定し、「消毒をしない」「乾かさない」「水道水でよく洗う」を3原則として治療を行なっています。モイストヒーリング、閉鎖療法、潤い療法(うるおい療法)とも呼ばれます。特殊な被覆材を使用するため、当日からシャワー、場合によっては入浴もでき、通常に近い生活を送ることが可能です。また、感染の疑いが無い場合、消毒は一切必要ありませんので、受診後頻回に通院する必要もありません。
他院で初期治療を受けた場合、原則当初の医療機関での継続治療をお勧めします。未だに古典的な治療を行っている施設もあり、初期治療と違った説明を当クリニックがした場合、患者さん自身が混乱する状況を避けるためです。万が一、他院で火傷の治療をして、その後の傷跡が気になる場合は自由診療の「美容皮膚科」をご案内いたします。

やけどの処置について

自らの判断で水疱を破って消毒したり、市販の医薬品を用いる人も数多いと思います。
しかし、状態によってはそれが病院での治療の妨げに成り変わる事も考えられます。また、症状の増悪につながり、傷跡などが残りやすくなります。
水泡は破らずに、自らの判定で軟膏剤など医薬品を塗らないようにしましょう。
慌てずに、まずは流水で数十分流してからご来院ください。

化学医薬品によるやけどの時は、洋服や靴などを早く取り除き、体についた薬剤を水道水等で20分以上洗い流します。医薬品等を洗い流す場合は、絶対にブラッシング等で擦らないでください。
また、やけどをした場所を清潔なガーゼやタオル等でカバーしてご来院ください。これは、物理的に刺激をしない為のものですので、ご自分の判断で薬は塗らないでください。
化学医薬に限らず眼のやけどの場合は、絶対に眼をこすらないでください。この場合も同様に、水道水等で20分以上洗い流します。当クリニックでは、角膜等の損傷を検査することが出来かねますので、眼科をご受診ください。

すぐ受診が困難な場合

水疱の中には皮膚再生に関わる体液が入っています。 しかし、長い時間溜まったままの体液では効果は薄く、感染症の原因にもなります。
どうしてもすぐに受診できない場合は、1週間程度であればキープしてよいですが、受診まで時間がかかる、受診できない場合は、毎日患部を洗浄し、傷にくっつかない保護剤(市販楽があります)でのガードをしておくことをお勧めします。市販薬を使用する場合は、必ず説明書を読んでからご使用ください。

ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせください
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五本木クリニックは、泌尿器科、皮膚科、内科、形成外科、美容皮膚科、美容外科を診療します。