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ダイエットに成功するコツ 仲間と一緒が良いみたい

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アメリカの企業では肥満により医療費の負担が増えることが問題となっています。もちろん国自体も肥満は良くないと考えています。でも痩せられないというのは各国共通の悩みです。

そんな悩みを解決するにはどんな工夫が必要かの研究がいろいろ行われています。痩せたらご褒美なんて方法はもうとっくに試されています。

そこでIndividual- versus group-based financial incentives for weight loss: a randomized, controlled trial.という面白い文献を見つけました。これはアメリカ内科学会が出しているものですの、それなりの研究と考えて頂いて問題ありません。

ランダムに分けた精度の高い実験です

まずBMIが30-40の人を105人の従業員を集めました。BMI30以上がそんなにいる企業って日本では考えにくいです。日本のBMIはこんな分布になっています。

日本人のBMIの分布

GE Healthcareの資料をお借りしました。

めったにそのような集団は日本ではないと思いますが、そこはアメリカ。この人たちはなんと小児科の病院の従業員だったのです。

アメリカの肥満問題の奥深さを感じさせる研究対象です。

研究方法は

  • 35人のグループを三つ作る
  • 一つのグループは何もしない
  • 一つのグループは減量に成功したら100ドルもらえる
  • 一つのグループは5人づつの小グループに分けて、割り当てられた500ドルを減量に成功した人でわける⋯成功した人が減れば一人あたりの報奨金は増えることに成る
 

まるでゲームの様な実験を24ヵ月にわたって行いました。

はたして結果は?

最初の12ヵ月で既にグループ化した方が個別の人より体重減少が大きく認められました。このような実験の場合、必ず対照群と呼ばれるグループを用意しないと、データの信用性に疑いがもたれます。

グループ化した場合のダイエット効果

このKullgren JT, Troxel AB, Loewenstein G, Asch DA, Norton LA, Wesby L, Tao Y, Zhu J, Volpp KG.のミシガン大学チームは抜かりがありません。前述のように何もしないグループをちゃんと用意してありました。結果は何もしないグループと比較して24カ月後

  • 個別に減量に励んだ人⋯3.2キロ
  • グループで減量に励んだ人⋯4.4キロ

賞金が獲得できる両者に体重減少が観察されました。しかし、明らかにグループでダイエットに励んだ方が優位に体重を落とすことができていました。

これから導き出せる効果的なダイエットとは?

ただ単に減量できたら賞金ね、という方法よりグループ内で競争させる方が効果的であると言えます。日本も国の保険制度の崩壊を目前としてメタボ対策などに力を入れています。

アメリカほどの肥満者は少ないとはいえ、今後いかに肥満を防ぐか?という点にも力をいれていますが、ただ食事を気を付けましょう!運動をしましょう!では効果が出るにはきびしいのではないでしょうか?

誰かと競争するという人間が本能的に持ち合わせている性向をうまく利用した研究だと感じます。

なぜでダイエットに失敗するのか

ここからは私見です。食事・運動に励んでもなかなか体重は落ちません。さらに見た目が変化してくるにはかなりの時間がかかってしまいます。でもある程度時間とお金をかけてスリムな体を獲得したら、それこそせっかく苦労したのですから、そのような状態を簡単には手放したくはないでしょう。

でも、この実験の結果に導きだされたように人間は弱いものですから、一人だとついつい自分に甘くなってしまって余計に食べてしまったり、身についた運動習慣もサボりがちになってしまいます。

当院のダイエット戦略

まず、手軽にお腹周辺など気になる余分な脂肪を落としてしまいます。そのためには当院のライポソニックススリムスペックをお試しください。これでスリムな体は短時間で努力なしで手に入ります。

さらに効果を高めるためには食事・運動も少しは気を付けて頂きたいと思います(まだ当院ではリバウンドの報告症例はでていませんが)。

スリムな体型を維持する為に適切な食事と運動をして頂きたいのですが、人間は弱いもので、ついつい昔の生活に戻りがちです。

そこで提案です。お友達、親子、ご夫婦でライポソニックスやスリムスペックでの治療に同時参加すると、今回の研究でわかったグループによるダイエット治療にかなりの効果が期待できると考えております。

今回このアメリカの研究にインスパイアーされて当院でも複数人がグループで治療を受ける場合は当院からインセンティブ、賞金、あるいは割引を行ってみたいと思います。

ご興味のある方はぜひメールにてお気軽にご相談ください!

以前、人数限定のキャンペーンをやったところ、キャンペーン終了後に電話で「問合せフォームが見つけにくかったので、電話したのよ!わかりにくいそっちが悪いんじゃない(怒)」といって期間を過ぎたキャンペーンを強引にお申込みいただいたオバサマがいらっしゃったので、上記の問合メールにリンクをつけました。

著者プロフィール

桑満おさむ(医師)


このブログ記事を書いた医師:桑満おさむ(Osamu Kuwamitsu, M.D.)

1986年横浜市立大学医学部卒業後、同大医学部病院泌尿器科勤務を経て、1997年に東京都目黒区に五本木クリニックを開院。

医学情報を、難解な医学論文をエビデンスとしつつも誰にでもわかるようにやさしく紹介していきます。

桑満おさむ医師のプロフィール詳細

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