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減塩を薦める行政・医療機関の職員食堂は明らかに摂取量オーバー!!

生活習慣病予防の指導をする人って自分は本当に気をつかってるの?

健康診断で塩分摂取に注意を!と記入された方も多いのではないでしょうか?私は明らかに体重オーバーな医師に体重を減らしなさい、と言われお怒りの患者さんの診察をしたことが何度もあります。

「先生は体重何キロ?、身長は?」と質問され「171センチの63キロ、BMIは21.5です」となぜ私がそんなこと聞かれるのか不思議に思って「何でですか?」とお尋ねすると前述のことがあったとのこと。

その医師を知っているので私は「あの先生は以前は痩せていたのに、膝を痛めて運動しなくなって太ったみたいですよ。」と一応フォローらしきものは入れたのですが。「実は膝を痛める前も、太っていました」とは口が裂けても言いませんでした。

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こんな感じの医師に痩せろと言われても説得力0ですよね。

医師の生活はかなり不摂生で、持病を抱えているものも多いのは事実ですが明らかにデブの医師に「痩せろ!」と指導されても素直に「ハイ!」とは言えないのは当たり前です。

人のふり見て我がふり直せ

日本にはいいことわざがありますね。私の場合、「武士の情け」(これも日本独特の言い回し)で前述の医師をかばったのですが、海外では容赦ない人もいます。

オランダの調査なんですが、減塩指導を進めている役所内の社員食堂の塩分を調べた厄介な人がいるのです。その容赦のない人はL M Brewster 氏らアムステルダム大学の連中で題して「High salt meals in staff canteens of salt policy makers」「減塩指導政策立案者の職員食堂の高塩分食」ともろ直球のタイトルです。

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医学雑誌は行政発表データに反するものであろうと、権威に逆らう論文であろうと自由な論議がなされる場ですので「ボスに逆らうと論文が掲載されない」的な日本の「白い巨塔」の様なイメージで捉える必要はありません。万が一日本で掲載されなさそうな論文でも内容がしっかりしていれば、海外の医学誌が拾って掲載されることもあります。

その内容はかなり⋯

オランダでは一日の塩分は6.0グラム以内にしましょう、と国を挙げて啓蒙活動をしています。日本においても推奨塩分量は10グラムです。高血圧の方はオランダと同じく6.0グラムとされています。

今回の論文の結果は下記のようになっています。

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上記論文より引用

上から参りますと
・国民健康評議省(日本の厚労省かな?)⋯6.9グラム アウト
・食品消費者製品安全局(消費者庁?)⋯6.0グラム 合格

以下は減塩政策に協力している病院の食堂が並んでいます

  • とびぬけて高いLeiden大学⋯なんと9.0グラム メチャクチャアウト
  • 第二位はUtrecht大学⋯8.5グラム 確実にアウト

有名大学の下に記入されているAffiliated hospitalというのは、日本でいうところの「関連病院」です。よく言いますよね、何々医療センターは☓☓大学系だからとか、それが関連病院です。

関連病院は比較的減塩を行っているのに親分の病院は殆どが塩分オーバーです。そりゃそうですよね、減塩政策を推し進めている役所自体が言ってることとやってることが違うのですから。

オランダは子供の食育にも気を付けており国側もこんなHPを作っています。

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http://www.gavoorgezond.nl/より

それにしても凄い塩分量だ!

彼らの論文から導きだされるのは
「言いだしっぺが全然守っていないじゃないか!」という単純な結論です。しかし、医学論文ですのでそのあたりは

  • 18施設の平均塩分量は1食7.1グラムで一日の推奨塩分量6.0グラムを上回っていた
  • これらの食事を一日量に換算すると推定15.4グラムの塩分を取っていることになる
  • 推奨塩分量一日6.0グラムと比べると15.4グラムの塩分を取っていると心血管系の死亡リスクが23-36%増加する

とさらっと流しております。つまり減塩政策指導を行っていた人は2.5倍の量の塩分を摂っいて、偉い人たちは心血管系で死亡するリスクが高くなる可能性があるのです。

日本人より塩分を取っているオランダの減塩指導機関

ちなみに昔から日本人は塩っ辛いもの好きの為、塩分を摂りすぎであり、それが健康を損なうと考えられ減塩指導が行わています。

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詳しくは厚生労働省の高血圧を防ぐ食事をご覧ください。

この論文を書いた人のその後の行方

今回の論文はイギリス医師会雑誌(British Medical Journal)略してBMJに今から二年前に掲載されたものです。

こんな過激な論文を書いてその後「干されていたら」なんて心配して、この人のその後の消息を大きなお世話ですが調べました。

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本当によかったです、干されていませんでした。その後もバリバリと論文を発表していました。
学問の自由は守られていました。ホントに心配掛けやがって(こっちの勝手な心配か?)。