フォトフェイシャルは凄かった! でも過去形です。

シミを取るブログで「顔全体のシミを取る方法をお伝えしますね」と言っておきながら、次の日は違う話題を書いてしまいました(反省)。

私たちのシミに対する治療方針は以前はレーザーによるものでした。そこへフォトフェイシャルと今では一般名詞化していますが、これはそもそもある会社が発明したシミ治療器の固有名詞でした。これに使用される光はIPLと言われるもので、レーザーとは違って波長を絞らずに幅広い波長帯を皮膚に照射するものです。今回はIPLの大ヒット機種と言われているオーロラってどんなものかご説明します。

IPLとレーザーの違い

新聞の折り込みやネットでも「フォト〇〇」「光〇〇」なんて掲載されている広告をご覧になったことがあるのではないでしょうか?これらはIPLをさしている美容用語と考えてください。IPLはこんな感じで

IPLとレーザーの波長の違い

広い波長の光を短時間皮膚に照射する治療です。エステでも使用されている様子ですが、医療機関のものと比べるとパワーはかなり低いようです。(強いパワーのものをもし使用していたら違法ですのでご注意を)

レーザーと比較して効果は一発勝負でなく、繰り返しの治療の必要があります。しかし、このフォトフェイシャルはもともと白人に対して発明されたものでしたので、メラニンの多い日本人の場合火傷を起こす可能性が大でした。 (現在では改良されていますが、当院では導入していません)そこへ登場したのが、これからご紹介する「フォトRF オーロラ」です。

フォトRFオーロラ

イスラエルのSyneron社製のこの治療器は美容医療業界では伝説的なヒット機器となり、爆発的に日本で広がりました。フォトフェイシャルの効果は知っていた私ですが、火傷のリスクを考えて導入を控えていた私はこの「オーロラ」に飛びつきました。同時に飛びついた医師が数人いたのですが、日本では本当に初期に導入したクリニックとして、現在の当院の基盤を作った機器です。

フォトRFオーロラ外観

これがフォトRFオーロラの写真です

フォトRFのRFってなんだ?

フォトっていうのはなんとはなしに光の事だと分かりますね。RFというのは高周波のことです。高周波を光を照射するときに同時に流すことによってリスクの少ないパワーで皮膚の奥深くまで光を浸透させることが可能になります。これを考え出したチームは今は独立して、ドンドン新しい美容医療器をデビューさせている優秀な人たちです。メラニンの多い日本人にピッタリの治療法なのです。また、レーザーより1回の治療で多くの面積に光を当てることができます。この皮膚に接触する部分をヘッドと呼んでいますが、こんな形をしています。

フォトRFオーロラのヘッド

このガラスのように見える部分から光線が発射されるのです。=に見えるところから高周波が流れます。

顔全体を一気に治療できます

このようにシミが散発的に存在する方は

フォトRFオーロラ治療前

顔全体にオーロラを照射していきます。

フォトRFオーロラ治療風景

オーロラを当てた直後から翌日にかけて、シミが浮き上がってきて

フォトRFオーロラ治療直後

このような状態になります。レーザー照射後に薄皮状のかさぶたになって、と良く表現しますがこの写真を参考にすると通常想像するかさぶたとは違うことがわかると思います。

フォトRFオーロラ治療後

こんな感じで全体的にシミが薄くなっていますね。前のブログでお伝えしたように顔全体にできたシミを一気に治療できますね!この治療を一か月くらいの間隔で複数回繰り返していくと、レーザーでシミを取ることによって起きるPIH(炎症治癒後の色素増強)にならないで、レーザー同等の効果が発揮されるのです。

シミが取れるという効果だけだったらこんなに大ヒットはしなかったのです。

大ヒットした原因はこれだけじゃないです、なんとリフトアップもするのです。

そのことは後日報告しますね。

執筆者情報

桑満おさむ医師

このブログ記事の筆者:桑満おさむ
Osamu Kuwamitsu, M.D.

1986年横浜市立大学医学部卒業後、同大医学部病院泌尿器科勤務を経て、1997年に東京都目黒区に五本木クリニックを開院。

医学情報を、難解な医学論文をエビデンスとしつつも誰にでもわかるようにやさしく紹介していきます。

桑満おさむ医師のプロフィール詳細

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