島根県で泌尿器の手術中にPCR陽性が判明・・・そのようなときの病院の対応は?

猛威をふるう新型コロナ、島根県立中央病院で泌尿器科の手術中にPCR陽性が判明したため、泌尿器科外来を中止したとの報道がありました。

手術中にPCR陽性判定がでた場合

詳細については伺い知ることは現時点ではできていません。非常に気になるニュースがありました。

【コロナ速報】島根県立中央病院の入院患者が感染、泌尿器科の外来を休止(https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/100441)

島根県にある島根県立中央病院の泌尿器科で手術中に患者さんがPCR陽性判定がでてしまったとのことです。いま2021年7月から9月現在日本中で新型コロナが猛威をふるっています。入院する患者さんに対してPCR検査をおこなうことが常態化しているのもしかたのないことです。

しかし、救急車で搬送されてきた患者さんに対して緊急手術が必要と判断された場合はそのまま手術室で手術を行わなければなりません。検査をしてその検査結果が出てから手術を、なんてことをしていたら命に関わります。そのようなときは手術前にPCR検査もしますが結果がでるまでに早くても数時間を要します。

島根県立中央病院の泌尿器科でどのような手術が行われたのか詳細を知ることはできませんが、泌尿器科で緊急手術が必要となるものとして有名なのが腎破裂です。腎臓が交通事故や喧嘩やスポーツ中の外傷などによって損傷し破裂してしまう状態になり、命に関わります。

私がまだ研修医だったころ、猛烈な痛みで救急外来を受診した方がいて尿管結石が原因となって腎臓が破裂した症例を経験しました。珍しい症例として学会報告をし「経皮的腎瘻術を施行した腎盂自然破裂の1例」 日本泌尿器科學會雜誌 79 (3) , 566-567, 1988-03-20として学会誌に掲載されましたhttps://researchmap.jp/kuwamitsu/misc/27917823)。

早くコロナ禍が収まり穏やかな日常が過ごせるようになるのはいつ頃になるのでしょうか?当院は地元の方に対して「発熱外来」を設置しています。東京都発熱相談センターに相談された方も当院を紹介されることが多いようです。もしも発熱で受診する場合はできれば事前に電話で受診する旨をお伝え下さいね。



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ドクター桑満

桑満 おさむ
Osamu Kuwamitsu, M.D.

1986年横浜市立大学医学部卒業後、同大医学部病院泌尿器科勤務を経て、1997年に東京都目黒区に五本木クリニックを開院。

医学情報を、難解な医学論文をエビデンスとしつつも誰にでもわかるようにやさしく紹介していきます。