メディアで「尿一滴でがん判別」が話題になっています。この検査は当院では取り扱っておりません。
理由に関しては

がん早期発見の新技術「尿一滴でがんを線虫が検知」で考えたこと⋯利益と不利益。
がんの早期発見は常に過剰診断・過剰治療問題を避けることができるわけではありません。腫瘍マーカーや線虫を使った尿検査で「がん陽性」と判断されても、実際は発見できない「偽陽性」をどのようにして排除していくかという大問題が腫瘍マーカー、がん早期発見診断には課せられています。
をお読みいだだけたら幸いに存じます。
さらに詳しく知りたい方はこちらも一緒にお読み下さい。

血液1滴・尿1滴でがん検査が可能であっても、深刻な多くの問題が発生します。
血液1滴、尿1滴でがん判別できる検査方法が開発されています。しかし、検査には「感度」と「特異度」が必ずあります。100%の感度や特異度はありえないため、偽陽性・偽陰性という悩ましい問題が常に伴います。