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泌尿器科

間質性膀胱炎

間質性膀胱炎とは

近年、日本でも知られるようになった病気で、頻尿、尿意切迫、膀胱通を主訴とする原因不明の疾患です。推測されている原因としては、膀胱の粘膜が何らかの原因で欠損し、粘膜の内外側の粘膜下層組織(間膜)に炎症が生じるという説や、尿中の特定の物質や自己の体内組織に対する免疫反応(アレルギー)によって炎症が生じる説などがあります。

いずれにせよ、膀胱粘膜下組織、筋層にある知覚神経が過敏になって上記の症状が起きます。これを神経原性炎症と呼ぶこともあります。
膀胱に潰瘍があるタイプとないタイプがあります。

症状

頻尿、尿意切迫、下腹部、膀胱通に見舞われます。1日十数回、重症になると昼夜を問わず1日中尿意をもよおし、トイレに行く回数が数十回になることもあります。粘膜下組織層に炎症が起こることで、神経が過敏になり、痛みや尿意切迫を生じます。症状が重症化し進行すると膀胱の線維化が起こり、膀胱が膨らみにくくなり委縮してしまいます。

原因

まだ原因ははっきりとはしていませんが、粘膜が欠損して透過性が増すことで、その内側の粘膜下組織のバリア機能が破壊されて炎症が起こるのではないかという考え方もあるようです。

ほかには、上記のようにアレルギー機序を介した免疫反応によって炎症が惹起されている説も有力です。

診断と検査

膀胱鏡検査、膀胱水圧拡張術での特徴的な所見、ハンナー病変と呼ばれる粘膜が発赤して異常な毛細血管の集積している部分や、拡張後の点状出血が認められ、ほかの除外診断がないことを確認し、最終的に診断されます。

当クリニックの考え方・治療方法

原因不明の難治疾患であり、専門外来のある大学病院での治療が望ましい(最終的には膀胱水圧拡張術が必要であるため)。

処方される主な薬

場合によっては鎮痛薬・抗うつ薬・抗アレルギー薬・免疫抑制剤が処方されます。