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精巣炎

精巣炎とは

細菌やウイルスの感染によって精巣(睾丸)に炎症が起きる病気で、急性のものと慢性のものがあります。

ほとんどは片側の精巣に起こりますが、両側に精巣炎が発症すると、精巣が萎縮して無精子症になることがあります。

症状

精巣炎は、耳下腺炎や扁桃腺炎、上顎洞炎、蜂巣織炎、骨髄炎、心内膜炎などの感染巣の細菌やウイルスが、血流に乗って精巣に達すると発症します。

急性精巣炎では、精巣が急激に赤く腫れあがり、疼痛(激しい痛み)を伴います。

一方、慢性精巣炎では、精巣が徐々に腫れてきます。急性のような発赤(赤み)や疼痛はほとんど起こりません。

原因

急性精巣炎の多くは、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)に伴って発症します。流行性耳下腺炎はムンプスウイルスに感染することでかかりますが、幼児期におたふくかぜにかかっていない人、予防接種を受けていない人はこのウイルスに免疫がなく、成人して感染すると流行性耳下腺炎とともに精巣炎を起こします。

そのほかに原因となる細菌やウイルスには、大腸菌、連鎖球菌、ブドウ球菌、インフルエンザウイルス、真菌、結核菌、淋菌などがあります。細菌による場合、多くは細菌性精巣上体(副睾丸)炎から精巣炎を発症します。感染性以外に寄生虫や外傷が原因になることもあります。

診断と検査

流行性耳下腺炎後であることと精巣の症状から、比較的容易に診断することができます。

当クリニックの考え方・治療方法

治療は主に対症療法で、安静と湿布による冷却を行います。

処方される主な薬

ロキソニン、モーラステープ等

記事の更新日時

泌尿器科医

桑満おさむ医師

このページの著者:桑満おさむ
Osamu Kuwamitsu, M.D.

1986年横浜市立大学医学部卒業後、同大医学部病院泌尿器科勤務を経て、1997年に東京都目黒区に五本木クリニックを開院。

医学情報を、難解な医学論文をエビデンスとしつつも誰にでもわかるようにやさしく紹介していきます。

詳しいプロフィール

       

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