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泌尿器科

腎動静脈瘻

腎動静脈瘻とは

心臓から送り出された血液は、動脈から毛細血管を通って静脈に入り、心臓に戻ります。腎動静脈瘻は、腎臓内の動脈と静脈に異常な通路ができてしまい、毛細血管を経由せずに動脈から直接静脈へ血液が流れてしまう病気です。手足などの体の末端では静脈の拡張が見られます。

症状

ズキズキとした腹部の痛み(疼痛)、腎臓のある場所で皮膚の上から動脈の拍動を触れられる(拍動触知)などがあります。動脈と静脈の通路の孔が大きい場合、腎実質での血液が流れなくなる状態(虚血)によって高血圧を来します。

また、心臓から送り出される血液量(心拍出量)が増大するので、頻脈やうっ血性心不全を生じます。
腎動静脈瘻には先天性と後天性があり、後天性ではほとんど症状が現れません。

原因

後天性には、特発性と続発性があります。特発性とは原因が特定されていないものをいい、全体の約5%を占めています。ほかの病気などが原因になって起きる続発性は全体の約70%を占め、最も頻度が高いタイプです。

原因には、医原性、腎腫瘍、外傷や炎症などで生じる動脈が膨れあがったもの(仮性動脈瘤)、静脈と連絡通路をつくることなどがあります。医原性の原因として最も多いのが、腎臓の検査のための針生検です。そのほかに、腎盂から体外に直接尿を排泄する管をつくること(腎瘻造設)や、腎臓の部分切除なども原因になります。

診断と検査

造影CT検査が必須です。血管造影検査(要入院)を行うこともあります。

当クリニックの考え方・治療方法

コントロールのつかない血尿など、疑ったときは至急連携医へ紹介します。治療は塞栓術や血行再建の手術(腎自家移植)です。

処方される主な薬

薬はありません。