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腎梗塞(じんこうそく)

腎梗塞とは

腎臓に血液を送り込む腎動脈や、そこから枝分かれした分枝腎動脈に血流障害が起きることによって、その動脈から酸素や栄養を得ていた組織が壊死する病気です。

壊死した組織は吸収されて線維成分に置き換えられて硬くなり、引きつった状態となります。

症状

血液の流れが悪くなった(梗塞)腎臓の側の腹部が急激に激しく痛みます。また、39℃前後の発熱や吐き気、嘔吐などを伴います。ときには、血尿や尿量の減少、数週間にわたる一時的な高血圧などが見られることがあります。

さらに、白血球の増加、肝機能障害を示すASTやALT値の顕著な上昇、血漿レニン活性やアルカリホスファターゼなどの腎機能障害を示す値が上昇することがあります。一方、梗塞が緩やかな場合には、無症状のこともあります。

原因

血管をふさぐ物質(塞栓)、血液の塊(血栓)によって腎動脈や分枝腎動脈が詰まることで発症します。原因として最も多いのは、心臓の弁に異常がある心臓弁膜症、心内膜炎、心房細動などの心疾患によるものです。これらの心疾患によって心臓内のできた血栓が剥がれ、それが血流に乗って腎動脈や分枝動脈をふさぎます。

また、動脈硬化に伴って腎動脈や分枝動脈自体に血栓ができ、そこから先の血流が途絶えて起きることがあります。
外傷や血管内カテーテル操作後の続発性内膜損傷が原因になることもあります。

診断と検査

造影CT検査が必須です。

当クリニックの考え方・治療方法

結石の症状に似るのですが、尿潜血がないという場合に、心房細動などの既往があれば疑います。血栓溶解療法のできる施設へ紹介します。

処方される主な薬

可能なら血栓を溶かす薬剤を使用します。再発予防にワーファリンを使用します。

記事の更新日時

このページの執筆した医師

桑満おさむ医師

このページの筆者:桑満おさむ
Osamu Kuwamitsu, M.D.

1986年横浜市立大学医学部卒業後、同大医学部病院泌尿器科勤務を経て、1997年に東京都目黒区に五本木クリニックを開院。

患者さん1人ひとりのホームドクターになるという理念のもと、常に敷居が低くどなたでもお気軽に来院できるクリニックを目指しています。技術の向上はもちろんですがより新しい医療機器や治療方法・医学情報の提供につとめています。患者さんとの会話を大切にしています。

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