尿細管性アシドーシス(RTA)

尿細管性アシドーシス(RTA)とは

腎臓の糸球体で血液を濾過してつくられた原尿は、尿細管を通って尿になります。この尿細管は、酸を中和する重炭酸をつくったり、酸である水素イオンを尿中に排泄したりする働きがありますが、その働きが何らかの原因で妨げられると尿中への酸排泄が障害され、アシドーシス(体液が酸性に傾く状態)を起こします。

症状

尿細管性アシドーシスには、I型、II型、IV型の3つのタイプがあります。いずれのタイプも軽度であれば無症状ですが、病状が進行すると頭痛、吐き気、嘔吐(おうと)、成長障害などの症状が現れます。

尿細管では、原尿中の有用な成分や水分を再吸収しますが、尿の濃縮障害が起きると多尿、脱水を起こします。また、I型、II型は低カリウム血症に伴う症状として筋力の低下、マヒ、けいれん、知覚障害などの症状が現れます。IV型では高カリウム血症による不整脈やマヒが起こり、命に関わるケースもあります。

原因

多岐にわたりますが、何かしらの疾患、遺伝や遺伝性疾患、薬物の副作用、ホルモンの異常などが多いです。

疾患としては、関節リウマチなどの自己免疫疾患、ウィルソン病、ガラクトース血症といった遺伝性疾患などがあります。また、感染症や糖尿病から発症することもあります。

薬物では、水銀アムホテリシンB、リチウム、鎮痛薬、高血圧治療薬などが挙げられます。

遺伝性の場合は、多くは小児のうちに発症します。

診断と検査

血液ガス分析と血清電解質、尿pHを測定し、鑑別診断と病型の分類を行います。
また、画像診断を用いて腎臓の石灰沈着、尿路結石、骨粗しょう症についても調べます。

当クリニックの考え方・治療方法

アシドーシスの補正と低カリウム血症の補正を行いますが、命に関わる場合もあるので、入院施設のある病院をご紹介しています。

処方される主な薬

ウラリットV、カリウム製剤 など

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このページの執筆した医師

桑満おさむ医師

このページの筆者:桑満おさむ
Osamu Kuwamitsu, M.D.

1986年横浜市立大学医学部卒業後、同大医学部病院泌尿器科勤務を経て、1997年に東京都目黒区に五本木クリニックを開院。

患者さん1人ひとりのホームドクターになるという理念のもと、常に敷居が低くどなたでもお気軽に来院できるクリニックを目指しています。技術の向上はもちろんですがより新しい医療機器や治療方法・医学情報の提供につとめています。患者さんとの会話を大切にしています。

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