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トラブル肌の正しいスキンケア⋯お湯だけ?石鹸?ボディソープ?

よく有名芸能人が実践しているということで「お湯だけ洗い」を薦める情報を目にします。

体に限らずなんでもお湯で洗えばある程度の汚れは落ちる、そして完全に洗い流す必要はない、野生の動物は石鹸とか使いませんし、大昔は人間も使っていませんでした。

ですが人間の生きている環境はナチュラルではありません。今回は肌トラブルでお悩みの方向けに、このお湯だけでいいの?石鹸とボディソープはどっちがいいの?といった疑問についてお答えしていきます。

アトピー性皮膚炎の患者さんの場合、医師でも石鹸使用派と使用しない派に分かれている

アトピー性皮膚炎で悩まされている人に大問題なのが毎日の入浴時の石鹸やボディソープの使用方法、これって担当医師によってかなり違いがあるのです。

  1. 石鹸、ボディソープなどの洗浄剤は絶対使用禁止
  2. 洗浄剤は必要時のみ使用
  3. 積極的に洗浄剤を使用

このように3つの考え方に分かれてしまっています。医師によって言うことが違うのは患者さんからすればたまったものではありません。

もちろん同じ患者さんでも肌の状態は常に変化していますので、その状況に応じた対応法が必要になるわけですが、スキントラブルで1〜2週間サイクルで皮膚科を受診する人はそういないと思います。ですので、ここで医師の洗浄剤(石鹸やボディソープ)使用方法への考え方を整理してみます。

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トラブル肌には石鹸、ボディソープの使用は絶対禁止する医師の考え方

世の中には情報の一部だけをピックアップして、まことしやかに拡散する人がいます。例えばトラブル肌に洗浄剤を絶対使用しない方が良いと言う説です。皮膚は常在菌(皮膚の善玉菌?)によって常に弱酸性に保たれるシステムになっています。その原理は皮膚の常在菌によって脂がステアリン酸やパルミチン酸に変化することにより、洗浄剤のCMで耳にする「弱酸性」に保たれています。しかし、トラブル肌に対して洗浄剤をガシガシ使用して、スポンジなどでゴシゴシ洗ってしまうと、皮膚の防御システム、バリア機能を担当している皮膚常在菌まで荒い落としてしまいますし、力の入れ具合によって細かな傷を作ってしまいかねません。だから、洗浄剤の使用は絶対禁止という指導になるのです。この指導法は大きな間違いはありませんが、条件がつきます。

子供限定のスキンケア法なんです!

石鹸などの洗浄剤を使わなくても子供の場合は新陳代謝が活発なためと、汚れや汗は下着に吸収されるし、吸収されなくても基本的に水溶性の汚れがメインなので、お湯単独で洗い流せるという理論です。成人のアトピー性皮膚炎の患者さんは体臭の問題もありますので、スポンジやタオルは使用しないで、洗浄剤は必要なときに最低限(数回の入浴に一回とか、部分的に使用)にしましょう、という考え方が医師における洗浄剤使用否定派の意見です。つまり、「誰でもいつでも絶対に石鹸は使用しないように」という指導は通常の医師の場合は行っていないはずです。

アトピー性皮膚炎の患者さんは積極的に洗浄剤を使用するべし派の医師の考え方

どちらかと言えば私はこの考え方なんです。トラブル肌で無いときは、石鹸を使っても使わなくても肌のコンディションに影響はあまり無いと考えます⋯もともと皮膚を守る為の常在菌の働きやバリア機能が活動していますので。実際にアトピー性皮膚炎で重症化する方に見られる傾向として、黄色ぶどう球菌に対してアレルギーの存在です。検査によって判定することが可能ですが、皮膚の常在菌に過剰な反応をしてしまうために肌の状態が悪化している場合が多く見受けられます。この様な場合は、洗浄剤を使用しないで塗り薬を使うと「黄色ブドウ球菌」までも、一緒にトラブルを起こしている皮膚に塗りこんでしまうことになります。だからトラブっているときほど洗浄剤は使用した方が良い、という理論です。でもこの場合も条件がつきます。

界面活性剤は残さないこと!

洗い残し、流し残しが無いようにしっかりとお湯で流さないといけませんが、ボディソープに含まれている界面活性剤が問題になります。

使うなら石鹸を、ボディソープはNGです

防腐剤や香料、着色料の有無より界面活性剤が肌に悪さをします。

  • 正確には石鹸は単純なアルカリ塩のことを指すので、もともと皮膚は弱酸性なので直ぐに中和される
  • ボディソープは合成の界面活性剤が使用されている為に、中和されにくい構造を持っている

という大きな違いが両者にはあります。洗浄剤使用しない派(必要最低限派)も積極的に洗浄剤使用派もボディソープと呼ばれている合成界面活性剤を含むものの使用は否定しています。

使うなら昔ながらの石鹸を使用しましょう

ということになります。