将来、世界のは半分がメガネをかけることになる!?近視・老眼を治す薬ってないの!!

近視は目を酷使することで起きると一般的には考えられています。

暗いところで本を読んではダメとかテレビは離れてみなさいって小さい頃言われた方も多いはず。子供の目の健康を思う親心でしょう。そして、本ばかり読んでる人はメガネ率が高いイメージをお持ちの方も多いはず。

メガネ・コンタクトレンズが普及し、レーシックが流行ったこともありました。最近では眼球内レンズを入れる手術もあります。ところで悪くなった視力を治すクスリ(ブルーベリーとかではなくクスリね)ってないのでしょうか?

スマホやPCの利用で目が悪くなったと思う人が増えている

スマホやPCの使いすぎで、なんとなく目の調子が悪いと感じる人も増えていますよね。軸性近視と言って、これは生まれつきの目の形(楕円形)であることによって遺伝的に起こる近視のことです。目を酷使する生活習慣でも近視になります。この近視の数が2050年には世界中の人口の半分がなってしまうのでは、との医学論文が発表されました。

Ophthalmology」http://dx.doi.org/10.1016/j.ophtha.2016.01.006)に「Global Prevalence of Myopia and High Myopia and Temporal Trends from 2000 through 2050」とのタイトルで掲載されています。

近視をどうしても治したくてレーシックをした私はこんなになっちゃいました⋯「レーシックをして、老眼に悩まされ後悔している私(涙)」。レーシックは高額な治療ですから、世界の人口の半分が受けることにはならないと考えますけど、メガネビジネス・レーシック業界・目が良くなるとしきりに宣伝しているサプリ業界大喜びの未来になりそうです。近視は実はこわい病気?で放置していると網膜剥離や白内障、緑内障にもなってしまうので、かなりリスクのある病態を考えて間違い無いでしょうね。

世界の人口の半分が近視になってしまうという論文の中身

今回の研究は1995年以降の近視についての論文145件を分析したものです。その結果、2000年時点で近視とされている人は世界の人口の22.9パーセント、ー5.00D以下の強度の近視は2.7パーセントでした。ちなみに日本で強度の近視は-6D以上とされていますので、眼科の専門の方には少し違和感があると思いますが、話を進めちゃいます。

今回は145件の論文から2050年の近視になる人の数を予想するというちょいと強引な方法を使用した結果

2015年には人類の半数が近視になるってことになったのです。

素朴な疑問ですけど、近視って予防できないのでしょうか?

中学生くらいから近視に悩まされた私はメガネは使用したくなかったので、コンタクトレンズを長年使用していました。最初は煮沸する方式のコンタクトから進歩により装着しっぱなしOKのコンタクト(これで目を痛めた人多し)、そして夢の近視改善手術レーシックを受けたのです。結果は前述のブログを参照にしてください。ここ10年くらいで急激に進化した再生医療、特にiPSで近視って治すことできないのでしょうか、山中教授。

もちろん網膜の再生とかパーツ、パーツを再生することを可能にしたのがiPS細胞ですから、眼球全体の再生は果たして2050年までにはかなり険しい道のりになるんでしょうね、残念。今では老眼に悩まされている私的には老眼ための再生医療を希望します⋯STAP細胞を除く。

なってしまったものは仕方ないですが、近視って予防はできないのでしょうか?日本眼科医会のサイト(http://www.gankaikai.or.jp/health/11/06.html)によれば

まず正しい姿勢で勉強や読書をするよう心掛けてください。背中をまっすぐにして少し頭を前にかたむけた姿勢で、目と本の間を30センチくらい離しましょう。目の疲労を防ぐために、1時間机に向かったら5分から10分は目を休ませて、コンピューターゲームなどは40分以上続けないようにしてください。部屋の照明は明るすぎたり暗すぎたりしないよう、机に向かうときは部屋の明かりといっしょに、スタンドをつけるのが目によい照明のしかたです。

とここ100年くらい言い古された方法しか掲載されていません。私たちが子供の時と比較したらコンピュータゲームの制限が加わったくらいです。

マサイ族_スマホ_-_Google_検索

http://blog-imgs-48.fc2.com/s/u/r/suresoku1/20120304193248_2_1.jp

多分、近視って遺伝もあるし、本も読めばPCも見る、さらにスマホでゲームやLINEをやる現代の生活だと予防することは不可能なんでしょうね。アフリカのサバンナで生活している人でも今は携帯を使っているんですから、世界中の半数が近視になるのも自然の流れと諦めました(涙)。

老眼はどうなんだい!!

今まで散々ッパラ、サプリをけちょんけちょんにしてきた私ですが、沈むワラとは思いつつ「えんきん」という名のサプリを購入してしまいました。「中高年の手元のピント調節をサポートする」という言葉についフラフラと引き寄せれてしまったのです。1日に服用する目安は2錠と書かれているは承知していましたが、なんせせっかちな性格なんで、1日3回2錠づつ、説明書の指示には全く従わないで一ヶ月しっかりと飲みました。その結果⋯全く効果なし(涙)。服用の目安を守らなかったことにより効果が出なかったのでしょうか?そんなワケないですよね、このような成分がたっぷり入っていても、目の各パーツに飲んで届くワケないわさ。

えんきん詳細_-_≪ファンケルオンラインショップ≫健康食品、サプリメントの通販

http//www.fancl.co.jp/items_ex/ex2_5391a/

ちゃんと一次ソースが記されているのを、しっかりと読まなかった私がいけなんです。今までサプリに頼る方に対して「そんなの効くワケないじゃん」「いくら論文があると書かれていても、元の論文しっかり読んだの」的なひどいことを書いてきてゴメンなさいです。

昔々、水虫に効く薬を開発したらそれこそノーベル賞もの、なんて言われた時代があります。今では飲む薬で水虫が治せる時代です(開発者がノーベル賞をもらったって話は聞きませんけど)。誰か近視や老眼を治す薬開発して〜!!

執筆者情報

桑満おさむ医師

このブログ記事の筆者:桑満おさむ
Osamu Kuwamitsu, M.D.

1986年横浜市立大学医学部卒業後、同大医学部病院泌尿器科勤務を経て、1997年に東京都目黒区に五本木クリニックを開院。

医学情報を、難解な医学論文をエビデンスとしつつも誰にでもわかるようにやさしく紹介していきます。

詳しいプロフィール

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