【反ワクチン】ワクチン接種を邪魔する須藤元気参議院議員、まずは文章をしっかり読もうね!!

元格闘家の参議院議員須藤元気氏の反ワクチン発言が気になります。なぜこんな解釈でワクチンを科学的に冷静に判断したことになってしまうのでしょうか?

ワクチンを忌避させてまう困ったちゃん国会議員だと思います。

須藤元気参議院議員、反ワクチン発言はお控えください

須藤元気参議院議員はこのようなことを述べています。

須藤元気、反ワクチンツイート

冷静に科学的な視点で見れば、確実な効果が得られていないわけですね。それなのに、多くの犠牲者が出ているワクチン接種をさらに推進しようとすることに不可解さを感じます。

https://twitter.com/genki_sudo/status/1422492356016709633
  • 冷静になって科学的な見方をすれば、ワクチンは確実な効果が得られいない。
  • 効果が無いワクチン接種をなぜ推進するのか?
  • ワクチン接種によって多くの犠牲者が出ているのにワクチン接種を推進する動きは不可解である。

以上から須藤元気議員はワクチンを否定する立ち位置、つまり反ワクチン思想に染まっている可能性が強く考えられます。感染者拡大を止める方法として、経済的混乱まで招き精神的に参っている人が少なくない現状を打破する手段が現代叡智の結晶ともいえるワクチン接種です。

須藤元気議員は国会議員という国の方向性を決める立場の方です。国会議員が反ワクチンを打ち出してしまったら医師である私だけではなく、国民全体の未来はお先真っ暗になってしまいかねません。

須藤元気議員の問題点は純情すぎて受売りをしすぎな点

須藤元気議員はもともとは格闘家だったそうです。スポーツ選手が格闘家が国会議員に適さない、なんて気持ちを私は一切持ち合わせてはいません。志が高く勉強熱心であれば学歴が無くても国会議員として立派に活躍できると信じています。しかし、迷える須藤元気議員はもともとの気質が純真であり疑うことを知らないのかもしれません。

須藤議員のリツイートは

  • デルタ株にマスクも効かない
  • デルタ株はワクチン2回接種者がマスクを完璧にしていても感染する
  • 接種集団免疫獲得理論が破綻

との認知科学者のツイートを引用リツイートしたものです。

この元ツイートの内容は集団免疫の定義を明確にしないと詳細は討論できない点を除いて多くの医師が認めていることであり、これがどうしてワクチンへの疑問になり、どう見ても反ワクチン発言になってしまったのでしょうか?

そもそもは読解力の問題なのかも

須藤元気議員は読書家であることで知られているそうです。しかし、ツイッターのように短文であるとツイートした人の真意をはかりかねて誤解が生じることは私自身も経験しています。

元のツイートにある「デルタ株にマスクも効かない」は医師の間ではコモンセンスとなっている事項です。これはデルタに限らすマスクのそもそもの働きは感染した人が第三者に感染しないようにすることであり、マスクの素材やマスクの着用方法によっては「効かない」という表現がふさわしいと考えられます。私たち医療者が感染症が疑われる患者さんに接するときに着用するN95という特殊なマスクは感染することを大きく抑え込みますが、着脱時の不注意により感染してしまうこともありえます。

元ツイートにあるようにワクチン接種をしても感染するリスクはゼロにはなりませんので、「マスクを完璧にしていても感染する」は事実であると医師の多くは考えています。まあ、どんなマスクだと感染するのか、感染させるのか問題に関しては今回は触れません。

ワクチンを2回接種していても感染が成立することは多くの論文で報告されています。しかし、ワクチン接種によって発症が抑えられ、感染が成立しても重症化に至らない率が高まり、それゆえに死亡リスクが抑えられることも同時に分かっています。

そもそもワクチン接種は感染しても重症化させないものであり、死亡リスクを抑えるものです・・・そんなワクチンをなぜ須藤元気議員は否定して反ワクチン発言をしてしまっているのか?

文章を読み込む能力、そして文章の内容を理解するだけの勉強が不足していると考えられます。

反ワクチンの裏に控える怪しげなビジネス

反ワクチン、ワクチンの副反応だけにスポットを当てたご自分の考えをツイッターで繰り返している実名・匿名の方も少なくはありません。しかし、非科学的な見地に基づいた反ワクチン、ワクチン接種を受けないように呼び掛けている人たちのなかにはヘンテコなビジネスに誘導しる不埒者も割と高い率で混入しています。

毎日新聞「『反ワクチン派』は何を考えているのか」(2021/7/8)によれば

代替医療やマルチ商法も反ワクチン派の温床です。代替医療にとって、治らない病気を抱える人はいつまでも通い続けてくれる上客です。代替医療やマルチ商法に取り込まれると、ちゃんとした医者に行かなくなるので、客の囲い込みになるのです

https://mainichi.jp/articles/20210707/k00/00m/040/134000c

なんてことも反ワクチン界隈では行われています。

わたしが見まわした限りでは須藤元気議員の読書歴は啓発系のものが多いように感じます。自己啓発の全部が全部怪しげなものではないとはいえ、この時期です、科学的知見に基づいた正しい情報を得るようにしてもらいたいと強く感じています。

須藤元気議員の言動、なんとなくトンデモ系波動医学の影響を受けている芳ばしい香りがします。須藤議員、スピチュアルは世界に興味をお持ちだとしても波動医学はニセ医学です、近寄らないが吉。

須藤元気議員ぜひ、「冷静に科学的な視点」でワクチンを語ってください。

執筆者情報

桑満おさむ医師

このブログ記事の筆者:桑満おさむ
Osamu Kuwamitsu, M.D.

1986年横浜市立大学医学部卒業後、同大医学部病院泌尿器科勤務を経て、1997年に東京都目黒区に五本木クリニックを開院。

医学情報を、難解な医学論文をエビデンスとしつつも誰にでもわかるようにやさしく紹介していきます。

桑満おさむ医師のプロフィール詳細

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