フラクショナルレーザーとは
従来の治療法では、ターゲットとなる病変に対して、皮膚面の全体にレーザーを照射していました。 これに対し、フラクショナルレーザー治療は、微細なレーザービームを点状に照射し、その部分の皮膚のみにダメージを与えることにより、体が本来持っている傷を治す力(創傷治癒力)が働き、新しい皮膚に入れ替わるという新しい美容治療です。
痛みや安全性・後遺症に関する質問
- Q1
- レーザー照射はどれくらい痛いですか
- 輪ゴムでパチンとはじかれる程度の痛みがありますが、我慢できる範囲ですので、通常は麻酔は必要ありません。ただ、痛みにとても敏感な方は、麻酔注射ではなく麻酔クリームや麻酔テープで部分麻酔をした後に照射することも可能です。その場合は麻酔時間が30分ほど余分にかかり、麻酔代も別途必要になります。
- Q2
- 麻酔は痛いですか
- 通常麻酔は必要ありません。痛みにとても敏感な方は、麻酔クリームや麻酔テープで麻酔をしますので、麻酔の痛みはありません。
- Q3
- 施術のあとに痛みはありますか?痛みがあればどれくらいの期間痛みは残りますか
- 痛みは施術中のみです。施術が終わった後はヒリヒリした感覚や、ほてったような熱感がありますが、2~3日で治まります。
- Q4
- ダウンタイムはどれくらいありますか
- 治療後、赤み・ヒリヒリ感・腫れなどが出ますが、通常2~3日で治まります。
- Q5
- やけどあとが残ったりしませんか
- 肌の弱い方はごくまれにやけどを起こすことがあり、やけど跡が色素沈着になったりする可能性がありますが、適切な治療をおこなえば最終的には治まります。
施術内容に関する質問
- Q6
- どのクリニックで行っても施術の効果は同じですか
- フラクショナルレーザーの効果を左右する条件として、レーザーの出力・照射時間・照射密度・照射回数・組合わせ治療の種類など、多くの要因があります。患者さんの肌の病状や肌質を考慮しながら、これらの条件をひとりひとり細かく変えて治療します。最適な照射条件を決定するには長年の臨床経験が必要です。経験の浅い医師が判断を間違って治療してしまうと、効果が全くでなかったり、やけどや色素沈着、傷跡などの合併症が出ることがあります。フラクショナルレーザーを受ける際にはクリニック選びが大切です。
- Q7
- どれくらいの回数通院する必要がありますか
- 通院回数は肌の病変の程度によって大きく異なります。美肌目的でしたら2~3回、小じわや開いた毛穴の改善でしたら5~6回、軽度のニキビ跡でしたら、約1年、中程度のニキビ跡で1~2年、重症のニキビ跡で2~3年年の通院が理想です。
- Q8
- 五本木クリニックさんは家から遠いのであまり行けないのですが大丈夫でしょうか
- 通常フラクショナルレーザーのベストな治療間隔は1か月です。これより間隔が短すぎると副作用のリスクが高くなります。逆に間隔があきすぎると効果が出にくくなります。遠方の方で、なかなか来院が難しい場合でも2か月に1回の通院が必要です。
- Q9
- 他の施術も一緒に行えば割引になったりしますか
- モニター協力割引やキャンペーン割引が適用されることがありますので、ご相談ください。
- Q10
- 持病があるのですが大丈夫でしょうか
- 治療部位に感染症や重度の皮膚疾患がある方は施術できません。
- Q11
- 妊娠の可能性があるのですが大丈夫でしょうか
- レーザー光線が妊娠や胎児に直接影響をおよぼすことは理論上ありません。しかし、レーザー治療による痛みやストレスが胎児に影響を与える可能性があり、また、妊娠中はホルモンバランスの変化により色素沈着をおこしやすい体質に変化していますので、思わぬ副作用が出ることもあり、妊娠中のレーザー治療は控えていただいています。
- Q12
- アトピーがあるのですが大丈夫でしょうか
- アトピーによる皮膚の赤み・かゆみなど炎症症状が強い部分には照射できません。
- Q13
- ステロイドを塗っているのですが大丈夫でしょうか
- ステロイドを塗っているということは、皮膚病の治療を行っているということですから、皮膚の病状がある部分にはレーザーは当てられません。
- Q14
- 鼻にプロテーゼを入れていたり、ヒアルロン酸などを注入しているのですが治療は可能ですか
- プロテーゼが入っている部分は避けて照射します。ヒアルロン酸などを注入された場合は、2週間以上経過すれば、その部位にレーザーを照射しても問題ありません。
- Q15
- どの部位に使うことができますか
- 全身どの部位にも使用可能です。圧倒的に多いのが顔で、小じわや毛穴・ニキビ跡・傷跡などの改善目的で使用します。また、体に関しては、傷跡や妊娠線・肥満線などの改善目的で使用します。
効果に関する質問
- Q16
- 照射の回数によって効果はどれくらい違いますか
- 必要な照射回数は病状や肌質によって異なります。美肌目的でしたら1回の治療で効果が実感できることが多いですが、ニキビ跡の凸凹瘢痕の場合は、軽症の方でも効果実感までに5~6回かかります。同じ病状で比較すると、照射回数が多いほどより効果や持続性が出ます。
- Q17
- 効果が出ないことはありますか
- 効果には個人差があり、1回では効果が実感できないことがありますが、回数を重ねていくにつれて効果が徐々にでてきます。
- Q18
- どれくらいで効果が出ますか
- 効果が出てくるまでの期間には個人差があります。小じわや毛穴などの改善目的でしたら、早い方は1回目の治療後から効果を実感できます。1回では効果が実感できない場合でも、回数を重ねていくにつれて効果が徐々にでてきます。また、ニキビ跡の凸凹状の瘢痕については効果が実感できるまで時間が必要で、通常5回以上かかります。
他の施術・施設との違いに対する質問
- Q19
- 他のレーザー治療との違いは何ですか
- レーザーは大きく分けると、シミやホクロ・あざなどを取る美白系のレーザーと、シワやたるみを改善する引き締め(タイトニング)系のレーザーがあります。フラクショナルレーザーは後者のタイプです。タイトニング系のレーザーにもいろいろ種類があります。まず、ロングパルスYAGレーザーは、皮膚の表面は傷つけずに、深部に熱を加えることでコラーゲンを刺激し増やすことで肌のハリを出し引き締める方法です。これに対し、フラクショナルレーザーは皮膚に細かい点状の穴をあけ、ダメージを与えて、自らの皮膚を再生する力を利用して新しい肌に作り変える方法です。シワシワになった衣服に例えていうなら、ロングパルスYAGレーザーは、アイロンを当てることでシワを改善します。フラクショナルレーザーは、生地からまったく新しく仕立て直すイメージです。
施術後に関する質問
- Q20
- 施術後の通院は必要ですか
- フラクショナルレーザーは基本、毎月1回のペースで定期的に行う治療ですが、レーザー後に水泡やなかなかひかない赤みなど不具合が生じた場合は早めにご来院頂き、適切な治療を行うことがあります。
- Q21
- 施術後マスクをしても大丈夫ですか
- 施術直後からマスクできます。
- Q22
- いつから顔を洗ったり化粧をしたりできますか
- 洗顔・メイクは翌日から可能です。化粧水がしみることがあるので、しみる間はお渡ししたプロペト軟膏を塗ってください。
- Q23
- どれくらいで効果がなくなりますか
- 効果の程度や持続期間はかなり個人差があります。美肌目的で2~3回連続で治療したあとは、効果持続期間は3~6ヶ月です。小じわや開いた毛穴の改善目的で5~6回連続で治療したあとは、効果持続期間は約半年~1年です。ニキビ跡の凸凹瘢痕の改善目的で1~3年間連続で治療後、改善した効果は、また重症なニキビができない限り半永久的ですが、年をとればシワやたるみなどの老化現象は起こってきます。
- Q24
- アフターフォローはどのようなものがありますか
- 万が一、やけどや色素沈着などの不具合が生じた場合は無料で適切な治療をさせていただきます。