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泌尿器科

前立腺がんのステージによる生存率は?

5年生存率とは

前立腺がんと診断されてから一定期間後に生存している確率を、生存率といいます。多くの場合は、診断から5年経過した時点での生存率を治癒の目安にしており、実測生存率と相対生存率があります。

前立腺がんの実測生存率とは、死因に関係なくすべての死亡者数から生存率を算出する方法です。ですから、前立腺がんの生存率であっても、前立腺がん以外の原因による死亡者も含まれてしまいます。

一方、前立腺がんの相対性生存率とは、前立腺がん患者の実測生存率を、前立腺がん患者と同じ性、年齢分布の日本人の期待生存率で割ったもので、前立腺がん患者の一定期間後の生存率を表すにはこちらの方が近くなります。

前立腺がんのステージ分類

前立腺がんに限らずがんの5年相対生存率は、ステージが低い初期がんほど高く、ステージが高い進行がんほど低くなります。

前立腺がんのステージ分類の代表的なものが、国際対がん連合が作成したTNM分類です。TNM分類とは、がんの大きさ(T分類)、所属リンパ節転移の有無(N分類)、遠隔転移の有無(M分類)の3つの要素からステージを分類する方法です。

TNM分類

左右にスワイプ
T1a直腸診や画像検査では見つからないが、組織を調べると、切除した組織の5%以下に、偶然発見されたがん
T1b直腸診や画像検査では見つからないが、組織を調べると、切除した組織の5%を超え、偶然発見されたがん
T1c直腸診や画像検査では見つからないが、組織を調べると、PSA値の上昇で疑われ、生検によって確認されたがん
T2aがんが前立腺の片葉の2分の1にとどまっている
T2bがんが前立腺の片葉の2分の1を超えているが両葉には及んでいない
T2cがんが前立腺の両葉に広がっているが、前立腺内にとどまっている
T3aがんが前立腺の被膜外へ広がっている
T3bがんが精嚢まで広がっている
T4がんが精嚢以外の隣接臓器(膀胱頸部、外尿道括約筋、直腸、挙筋、骨盤壁)に広がっている
N0リンパ節転移なし
N1前立腺の近くにあるリンパ節にがんが広がっている
M0遠隔転移なし
M1前立腺から離れたリンパ節や臓器などへの転移、骨への転移がある

日本泌尿器学会・日本病理学会・日本医学放射線学会編
「前立腺癌取扱い規約 第4版」(金原出版)をもとに作成

ステージ別の5年生存率

左右にスワイプ
ステージTNM分類病態5年相対生存率(%)
ステージA(I)T1〜T2 N0〜N1 M0限局がん100
ステージB(II)TI〜T3 N0〜N1 M0限局がん・局所進行がん100
ステージC(III)T2〜T4 N0〜N1 M0限局がん・局所進行がん・転移がん100
ステージD(IV)T4 N0〜N1 M0〜M1転移がん62.0

5年相対生存率は全国がん(成人病)協議会「全がん協部位別臨床病期別5年相対生存率」をもとに作成

前立腺がんは生存率が高い

日本人の前立腺がんの罹患率は、男性人口10万人あたり117.9人で、胃がん、肺がん、大腸に次いで第4位です。ところが、死亡率は男性人口10万人あたり18.9人で、肺がん86.0人、胃がん51.6人、大腸がん42.9人に比べてとても低くなっています。

このことは、一般的に前立腺がんの進行度がゆっくりしていることを示しているといえます。つまり、前立腺がんが生命に影響を及ぼす確率は、肺がんや胃がん、大腸がんなどに比べて低いのです。
※出典:最新がん統計