サーマクールは効果があるけど痛いです、じゃあ痛くないシワやたるみの治療方法は?

RFは美容皮膚科でよく使われる用語です。高周波をあらわすRadio Frequencyの頭文字

無線に使用する高周波と同じなのですが、何ヘルツだと高周波で何ヘルツだと低周波とういう区別は決まっていません。

RFというくせもの

この高周波を使用して肌の弛みを改善しようとした試みが、美容皮膚科の医療機器を開発する各社によって行われました。

勝者は当院でも採用しているフォトRfオーロラを開発したチームでした。世界中に大ブームを起こしたのです。さらにRFによる引き締め効果に特化したサーマクールというフォトつまり光治療は削った機種が出現しました。切らないで顔のリフトアップができるという画期的なものであり、当院でも速攻で導入計画を立てました。

当院ではスタッフや協力者に対し治験をおこない、効果の判定・安全性をじっくり時間を掛けて確認してから採用を決定します。サーマクールですが、効果もまあまあ、安全性は問題なし⋯でもサーマクールは滅茶苦茶痛いのです!!

様々な治療機器を体験している私以下スタッフはもちろんのこと、協力者も二度とやりたくない、効果があっても、という評価になってしまいました。その後サーマクールも改良を勧めて以前ほど痛みが無くなっているようですが、ファーストインプレッションが悪すぎました。

イタリアの治療風景のDVD

ひょんなことからイタリアのクリニックの治療風景のDVDを入手して、様々な治療機器や施術方法に目を通していたときです。典型的なイタリアのおしゃれな医師がこれぞイタリア女性って感じの患者さんにスティック状の器具を顔中にあててそれこそ「くるくる」回しているのです。

高周波を使った医療用美容機器

気になって気になって調べに調べたのですが、それを使用して顔のリフトアップをしているのは理解できたのですが、エネルギーの発信源が全く想像つかなかったのです。そのイタリアのクリニックに尋ね、製品名を聞きましたが「radiage」ラディエイジと教えたくれたのですが、日本にはもちろんのこと世界中を調べてもそんな製品は見つかりませんでした。

美肌治療機器ラディエイジ

これが「ペレヴェ」別名「ラディエイジ」です

医療機器専門の商社数社に依頼して調査をしてもらいやっと見つけました。その名前が「pelleve」日本語だと「ペレヴェ」だったのです。名前が違ったものをよく探してくれたと思います。

ラディエイジの効果は

メカニズムとしては高周波が皮膚の下の弾力をつかさどるコラーゲン・エラスチンに作用して引き締め効果が出るということです。

シワやたるみの主な原因は以下の2つです。

  • 真皮層のコラーゲンの減少
  • 真皮層のコラーゲンの配列の乱れ

RFの働きによってコラーゲンの生成促進を引き起こすのが主なメカニズムというわけです。

ラディエイジの治療効果

さらに真皮の線維に対しRFの熱エネルギーがあタンパク変性を惹き起こし、速効性の引き締め効果を表します。サーマクールが効果が発現するまで数か月かかるのと比較して、即日に効果実感できるということがおおきな違いになっています。

高周波治療器の痛みについて

全くないと言い切ります。実は最初に目撃したイタリアでの治療風景ではなんと患者さんは治療の途中で気持ちよさそうに眠ってしまったのです。

痛みのストレスはなく、逆に気持ちよくなって施術中に居眠りを始める患者さんが当院でも続出しています。

ラディエイジとサーマクールの比較

効果安全性をわかりやすく伝えるには他の治療法と比較するのが一番だと思いますので、ファーストインプレッションが悪かった、しかし有名な治療方法であるサーマクールと比較してみます。

  • 費用⋯サーマクール>>ラディエイジ
  • 効果⋯サーマクール=ラディエイジ
  • 痛み⋯サーマクール>>>ラディエイジ
  • 効果が出るまでの速さ⋯サーマクール<<<ラディエイジ
  • 日本での普及⋯サーマクール>>ラディエイジ

ラディエイジの効果ビフォーアフター

こんなに効果があるのに、なぜか日本ではあまり流行らないラディエイジ。

名称をペレヴェって読んだりラディエイジって呼んだり統一しなかったことが大きな要因だと思います。医療機器は多チャンネルを使用して広く販売しようとすると失敗するというジンクスがあるのですが、まさにそのようなパターンを描いた医療機器でした。

でも私たちは効果・安全面・費用面で強く押したい治療法なのでペレヴェ治療のコツなどを美容皮膚科手技取得セミナーなどで当院の松下医師が講師として医療関係者の啓蒙活動という地味なことを行っています。

執筆者情報

桑満おさむ医師

このブログ記事の筆者:桑満おさむ
Osamu Kuwamitsu, M.D.

1986年横浜市立大学医学部卒業後、同大医学部病院泌尿器科勤務を経て、1997年に東京都目黒区に五本木クリニックを開院。

医学情報を、難解な医学論文をエビデンスとしつつも誰にでもわかるようにやさしく紹介していきます。

詳しいプロフィール

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