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「双子が美容整形に2400万円使ってさらにそっくりに」って、バカらしい話も医学論文と抱き合わせると貴重なデータになります!!

美容整形でさらにそっくりになった双子、掛かった費用が総額2400万円!?

海外で一卵性の双子の女性が、さらにそっくりになるために美容整形に2400万円使ったということが話題になっています。

双子と言っても一卵性か二卵性かによって遺伝子の違いがありますし、いくら遺伝子が同じでも同じ様な生活環境で過ごすとは限らないので、年々容貌や健康面で違いが生じるのは当たり前です。

なんでこの双子は24万ドルかけて、そこまでしたのか意味不明ですが、ある医学論文の予想に対して対して無意味と思われる彼女達の行動がある結論を下す可能性があるのです。

総額2400万円をかけてそっくりになった双子

http://rocketnews24.com/2014/07/06/461185/

顔を似せるだけでなく、なんで「豊胸手術」までしたのかな〜。

「まつげ植毛」「唇へのヒアルロン酸注入?」そして「豊胸手術」で2400万って、1人当たり1200万円!!ボッタクリの様な気がするのと、コピペしたほど似ているとは言いがたく、かなり化粧でごまかしている気がするのは私だけでしょうか?それともフォトショップとかでかな(笑)

双子でも寿命に差がでる理由は「見た目の若々しさ」という医学論文

デンマークで興味深い調査が行われました。387組の同性の双子の写真を2001年に記録しておきその後7年間追跡調査をしました。

結果としてその7年間に179組の双子で225人が死亡していたのですが、生前の写真を判定したところ

見た目で老けている方が死亡リスクが高い

という結果が導かれたのです。

見た目で老けている方が死亡リスクが高い、と伝える医学論文

左側の人の方が、右側の人より10歳程度若く見えるのですが、右側の人の方が寿命が短い結果になりました、という論文内容の説明に使用されている写真です。

見た目で若く見える方が長寿であるという結論がこの論文からは導きだされています。

遺伝子が決める寿命より、生活習慣の方が寿命に影響を与えるという考えもありますよね

この論文から考えられることは、同じ遺伝子を持っていても<生活習慣や生活環境によって「見た目に差が出る」であり、見た目の若さが寿命を左右するということです。

その結果、「見た目が老けて見えると病気が潜んでいるかもしれないので死亡率が高まる」とのコメントがありますが、そりゃ少し変です。

なぜなら生活環境(経済的な問題、地域的な問題、教育的な問題)の違いが見た目での「老けているか、若く見えるか」を左右している可能性の方が大きいとも考えられます。双子であっても生活習慣・環境がちがうと(異常に苦労したとか、凄く環境の悪い場所で生活したとか、貧乏だったとか)、シワやシミ、片方は毎日エステ通い、もう片方は長時間労働なんて差があれば、苦労が顔にでますって。

ある時期の見た目の若さが寿命を左右すると言う解釈はかなり???ですよね。

双子の見た目と寿命の関係を調べた論文
BMJ 「Perceived age as clinically useful biomarker of ageing: cohort study」

この美容整形双子姉妹の将来によって医学論文の結果がでるかもです!?

ただでさえ似ている双子がもっとそっくりになるために美容整形を受けまくったのですから、せめて医学的な貢献をして、今回の論文の結果を出してもらいましょう!

この双子姉妹は不思議な関係ではありますが、さらに不思議なのは同一人物と交際している点です。

2人と同時に結婚するのはさすがに無理があるでしょうから、将来に渡って写真の真ん中に写っているオッサンが面倒をみるんです、もちろん依怙贔屓なしに。経済環境・居住環境・食生活は同じ条件に設定することが可能になります。

となると、同一の容貌からスタートして同一の生活環境でこの整形双子姉妹に幸せか不幸せかは不明ですが、取りあえず人生を送っていただいた場合、BMJに掲載された論文の結果が正しければ寿命は一緒のはずです(この辺り非常に話の筋は通っていますが、統計学的にはダメですけど 笑)。

どのような結果がでるのか、数十年後が楽しみです!!研究施設でこのような実験調査の計画を提出しても、まず倫理委員会によって却下されることは必至ですから、自主的に元ネタの英国のdaily mail社がフォローアップするのは問題ないと思われますので、この記事を書いた記者さん、これから数十年に渡ってフォローアップを忘れないでくださいね!!

それによって「見た目の若さをキープすると、寿命が伸びる究極のエイジングケア法」が証明されるんですから。

著者情報

桑満おさむ医師

このブログ記事の著者:桑満おさむ
Osamu Kuwamitsu, M.D.

1986年横浜市立大学医学部卒業後、同大医学部病院泌尿器科勤務を経て、1997年に東京都目黒区に五本木クリニックを開院。

医学情報を、難解な医学論文をエビデンスとしつつも誰にでもわかるようにやさしく紹介していきます。

詳しいプロフィール

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