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【ニセ医学】ホメオパシーでやっかいな感染症ウイルス感染予防はデタラメだらけ。

恐れていたことが現実となりました。

ニセ医学と断定して差し支えのない「ホメオパシー」が今回のヘンテコな感染症騒動のどさくさに紛れてやっかいな感染症ウイルスに対するレメディー(remedy、レメディと書く場合もあり。ホメオパシーで使われる薬風の物体)を販売し始めました。

やっかいな感染症ウイルス騒ぎに乗じた、火事場泥棒的なホメオパシーのデタラメだらけの予防法

ホメオパシーは福島の原発事故の際も、放射能被害を防ぐレメディーというデタラメ商品を拡散させたことがありました。 明確な治療方法が無い、予防法を探しまくっている人々に対して、人の不幸につけ込む、パニック状態に乗じて自分たちのトンデモ系ニセ医学理論を拡める、ついでに金銭的な利も得てしまおう、とする困っている人の足元を見たビジネスです。

https://bit.ly/39YbcWu
なんだよ「厄介な感染症対策のレメディーが急きょ発売されました!ホメオパシーはパンデミックに強い!」って。 私は価値のある他の誰も真似ができない行為や商品やサービスが高額であり、その開発者が利益を得ることは全く否定しません。先行者利益や価値あるものに支払う正当な対価もイノベーションには必要なモチベーションですから。 しかし、パニック状態に陥っているやっかいな感染症ウイルス によるヘンテコな感染症に乗じて、全く意味のない、全く効果の無いホメオパシーのレメディーを販売することは断じて許されない行為だと判断します。

そもそもホメオパシーの基本的理論に従ったなら、この人はどこかでやっかいな感染症ウイルスを手に入れた疑いがでます

バカバカしい理論を背景としたホメオパシーです。ホメオパシーでは薬として治療に使われる怪しげな物体もレメディーと呼びます。 レメディーは病気の原因と考えられる物質を100倍に希釈して、それをさらに希釈する行為を30回ほど繰り返します。科学や計算に慣れている人の大方はこの部分で大笑いするはずです。100の30乗ともなると、最終的に得られたレメディーには元の物質は分子レベルでも存在する可能性が極々少数というか、ほとんど含まれないことになりますので。 この厄介な感染症ウイルス対策のレメディーを取り扱っている人は、どうやってホメオパシーのトンデモ理論に従った場合に必要となるやっかいな感染症ウイルスを手に入れたのでしょうか? やっかいな感染症ウイルスは指定感染症です。指定感染症ですから、やっかいな感染症ウイルスは国民の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあるものとして取り扱われるので、見つけ次第に直ちに行政に届出る必要があります。 このホメオパシー信奉者さんが万が一レメディーを作るために、やっかいな感染症ウイルスを手にしていたとしたら、どこから入手したのか、これは大問題になります。

厚生労働省健康局結核感染症課「病原体等の国内輸送について」
万が一、レメディーにやっかいな感染症ウイルスが含まれていたら、前掲のようはカジュアルなボトルに入れて通販しちゃったら大事になります。

厚生労働省健康局結核感染症課「病原体等の国内輸送について」
そもそも一種から三種に指定された病原体は生物テロ対策の対象です。 下手すりゃこのホメオパシービジネス界隈の方は、バイオテロリスト的な扱いをされかねません。 乱暴な言葉であり、訴訟等の可能性もありますが、あえて言わせてもらいます。無知な人の非常識な行動はパニック状態になりつつある現状では、この人が予想している以上に拡散して人命をも左右しかねないのですよ!! ※注意 やっかいな感染症ウイルスは一類あるいは二類感染症として令和2年1月28日の官報号外特4号を読む限りでは取り扱われています。何種の病原体として取り扱うかについては不明です。ちなみに通常のインフルエンザは四種、三種としてはSFSウイルス、二種としてはSARSなどがあります。「類」と「種」、非常にわかりにくい分類法ですね。 指定感染症の定義はこのようになっています。

厚生労働省「指定感染症及び検疫感染症について」

やっかいな感染症ウイルス対策用のホメオパシーのレメディーはすっからかんのデタラメだらけ

このインチキ臭いサプリの成分を見てみると原材料は醸造アルコール、ハーブエキス(エキネシア、タラクシカム、ソリデイゴ、スーヤ、ルータ、ダイオスコリア)であり、ホメオパシーの肝であるレメディーはKali-bi.、Bell.、AAA、Chroni-inf等で構成されています。やっかいな感染症ウイルスは含有されていないようです。あるいは「など」に含まれているのでしょーか? ホメオパシーって病気の原因物質を希釈するというのが基本的な理論だったと思うのですけど、基本はどこに消え去っちゃったのでしょうか?

これを30回繰り返します(https://seriallifegiver.wordpress.com/tag/birth/)
なーんも深く考えることなく、無責任な行動をとってビジネスにして、どさくさ紛れ的に金儲けをするとの試みは断じて許されない行為です。 ひとまずデタラメだらけのホメオパシーグッズであるレメディーにやっかいな感染症ウイルスは含有されていないことに安堵しましたけどね。

どさくさに紛れて一発狙うホメオパシー界隈

このやっかいな感染症ウイルス対策のレメディーを「朗報です!」との言葉を使用しています。 ホメオパシー インチキレメディ 厄介な感染症ウイルスは普通に出回っていた風邪の原因ウイルスです。しかし、上記の言質から、このホメオパシービジネスの方は今現在日本をパニック状態に陥らせているやっかいな感染症ウイルス対策として、この意味のないレメディーをホメオパシージャパンという組織が開発して、販売していることは間違いありません。 やっかいな感染症ウイルスを原因とした肺炎等の症状に対する治療方法は世界中で模索されています。既存の薬剤を使用するに当たっても慎重に慎重を重ねなくてはなりませんし、効果がある新薬が開発されたとしても、使用するには様々な実験・試験を受ける必要があります。 それを製薬メーカーでも無いし、医師でも無い、ホメオパシービジネス関連会社が急遽(急きょw) 開発して販売することなんてあり得ません。でも、そのような無法がまかり通っているのがホメオパシー界隈だとの解釈も成り立ちます。 いろいろな批判もあるWHO(World Health Organization、世界保健機関の略)はこのような注意を促しています。 WHOがホメオパシーに警告 やっかいな感染症ウイルスを予防する、あるいは治療する薬はありますか?との設問に対して、現時点でやっかいな感染症ウイルスの予防や治療に推奨される特定の薬はありません、と回答。 さらにいくつかの治療方法は調査中であり、開発が急がれていることを伝えています。 私が調べる限りではWHOや世界中の真っ当な医療機関・研究機関がホメオパシーのレメディーであるサポートCornaにアプローチした気配はありません(当然ですけどね)。 まあ、ホメオパシーの最新理論は

ウイルスも細菌も、生物であるから、感情、価値観を持っていて、それと同じ感情や価値観を持っている人は、そのウイルスや細菌に罹りやすく、(同種療法ですから。)

とこのホメオパスさんは述べていますので、我々が生きている世界とは別のところでのお話なのかもしれませんね。

このホメオパシー信奉者はやはり反医療であり、それをビジネスにしている様子

繰り返します。飛び抜けた力があって、第三者の追従を許さない特殊技能や特殊技術は高い評価を得て、それなりの報酬を得る経済活動は認められるべきです。しかし、医療はそれらの特殊技能や特殊技術は科学的な裏打ちが必要とされる分野です。 予想通り、期待を裏切らないホメオパシー信者さんのお約束的経済活動がありました。

https://dairy.nada-h.co.jp/
自然派拗らせた界隈お得意の現代医療否定、薬否定、特にステロイドを必要以上に怖がらせ個人的体験をもとにした第三者による検証不可能なニセ医学へ導く常套手段です。

ホメオパシー及びホメオパスへの医学会からの正式な見解

ホメオパシーを信奉して、レメディーを作って、あるいはレメディーの作り方をセミナー等で披露している人を「ホメオパス」と呼びます。 ホメオパシーとホメオパスに関して日本の医学系学会の頂点である日本医学会はこのような見解をウェブサイトで公表しています。

日本医学会「ホメオパシー」への対応について

日本ではこれまでほとんど表に出ることがなかったホメオパシーが医療関係者の間で急速に広がり、ホメオパシー施療者養成学校までができています。このことに対しては強い戸惑いを感じざるを得ません。その理由は「科学の無視」です。

ホメオパシー理論によるレメディーが実際に効果があった、と喧伝している人々もいます。それに対しても日本医学会は

効果を判定するのは人間であり、「効くはずだ」という先入観が判断を誤らせてプラセボ効果を生み出します。

と追い討ちをかけて否定しています。 中にはプラセボでも効果があれば良いじゃん、と考える人もいます。そのような意見に対して
ホメオパシーに頼ることによって、確実で有効な治療を受ける機会を逸する可能性があることが大きな問題であり、時には命にかかわる事態も起こりかねません。
と明確に問題視しています。 2011年3月11日に突如日本を襲った東日本大震災による、東京電力福島第一原子力発電所の原発事故の時もホメオパシー信奉者は放射能汚染による健康被害を防ぐ、あるいは放射線被曝による症状を治すと称するレメディーを拡散させました。 くれぐれもこのようなデタラメだらけの健康医学情報に惑わされないようにご注意ください。 お時間がありましたら、以前書いたホメオパシー三部作をお読みくださいませ。

偽医療・ニセ医学の典型「ホメオパシー」とはどのような治療方法か?

その1 なんでこんな非科学的な療法を信じるの? その2 計算してみればわかるインチキ医療 その3 英国王室御用達、どっからそんな話が? 非常事態になると活気が出てくる変な団体です、ホメオパシーって。

著者情報

桑満おさむ医師

このブログ記事の著者:桑満おさむ
Osamu Kuwamitsu, M.D.

1986年横浜市立大学医学部卒業後、同大医学部病院泌尿器科勤務を経て、1997年に東京都目黒区に五本木クリニックを開院。

医学情報を、難解な医学論文をエビデンスとしつつも誰にでもわかるようにやさしく紹介していきます。

詳しいプロフィール

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