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安倍首相、ニセ医学が流行るのは不景気のせいではないでしょうか?

好景気だとUFOが目撃され、不景気だとオカルトが流行る、って説があります。

トレンド的には好景気で国民の多くがハシャギまくる時期は各地でUFOが目撃されて、その反対に景気が悪くなるとオカルトが流行ると疑似科学ウォッチャーの間では定説化されています。例えば今ではインチキとされている「スプーン曲げ」(しかし、超能力ってスプーンくらいしか曲げられないのかい)が流行りだしたのは1972年頃から1975年くらいの間でした。

この時期はニクソンショックから第一次石油ショックがあった時代であり、1974年には戦後初のマイナス成長に日本は陥っていました。近年、経済成長に伴ってUFO後進国であった中国でも目撃例が出現しだしました。

既知の科学的理論では説明のできないオカルト的ニセ医学がネット中心に広がっているは、現代の医療不信も大きな理由かもしれませんが、不景気であり閉塞感に包まれた日本の現状が背景にあるように考えます。安倍首相がアベノミクスを掲げていましたが、どうも疑似科学ウォッチャー的なトレンドから考察すると「世の中、全然景気は良くなっていないじゃん」的にヒタヒタとニセ医学信者が増えているのです。

「波動」という疑似科学用語から発生したトンデモ系ニセ医学

ニセ医学信者さんの特徴としてSNSで情報を拡散するときに「シェアさせていだだきます」と教祖的なニセ医学主催者を崇めつつ、自分の存在をアピールする傾向が見られます。そもそもSNSは多くの人に雑多な情報を伝えるツールの機能が重宝されているわけで(もちろんクローズドなグループもありますけど)、勝手にシェアすることは全く問題ないはずです。シェアされたくなかったら、投稿しなければいいわけですし、グループ内でのみ公開すればいいのですから。

この波動系のニセ医学については以前のブログで解説しました。波動論理?から派生したもの多数ですが、波動を測定するMRAという機器をありがたがって利用している医師がいるのは嘆かわしい事態です。

MRAって一瞬「MRI」という真っ当な医療機器類似の名称をつけるような点もニセ医学疑似科学系の特徴であることをご記憶ください⋯医師で「波動」って言葉を使っている方がいたら、まちがいなくあっち方面に行っちゃっていますからね。実はスタンダードな医学でもMRA(magnetic resonance angiography)っていう医療機器が登場してますます混乱を招きます。

波動を測定するMRAってどんな玩具かな?

普通「波動」は「wave」あるいは「undulation」と物理学では呼びます。一方ニセ医学や疑似科学の「波動」は「vibration」と英語では表記しますが、日本語的には両者「波動」であり、混乱を招く一つの原因となっています。そもそも全ての物体は固有の波動を持っている、との妄想から波動医療が生まれました。

Magnetic_Resonance_Analyzer_-_Google_検索
http://www.quantum-resonance-magnetic-analyzer.com/より
これは中国製のようです 

パチモンのパチモンかな(笑)

それを進化させて、病気もそれぞれの波動を持っている、と超拡大解釈をしだした人が出始めました。それに対して医学者とされるロナルド・ウェインストック(Ronald Weinstock)という人が波動を測定する機器を開発してしまったのです。それが「Magnetic Resonance Analyzer」略して「MRA」なんです。波動さん理論によれば人間の細胞は特定の周波数を持っていて、これに共鳴することによって病気の原因を探る(書いている私もよくわからん)を発見する機械なんだそう〜です。

このロナルド・ウェインストックによって人体の各種臓器のコード番号と病気のコード番号が解明されていて、このMRA(インチキの方ね)を人体に装着すると、あら不思議!!病気がわかっちゃうってすんごい医療診断器なんですよ。

インチキ医療機器MRAの正体は⋯単なる嘘発見器だよ

嘘発見器って汗や心拍数などを測定して、実験されている人が緊張しているか、リラックスしているかを見分けるものです。このニセ医学御用達のMRAは単に皮膚の電気抵抗を図っているだけの、ウソ発見器以下のレベルのおもちゃなんです。

発汗によっても測定値は変化しますし、測定器のプローベを強く当てたり、弱く当てても測定値は変化します。つまり測定する人(オペレーターと呼ぶ)がプローベというかテスターを自分の手に当てることによって接触抵抗を測っているだけの代物です。

実際にこのMRAを解体した人もいて、笑っちゃうほど単純な構造だったとの報告もあります。あっちの方面に行っちゃった医師も使用して波動測定器・波動医学測定器って別名もありますが、類似商品と考えてまちがいありません。

ニセ医学が使用する波動自体がないんだから、ないもの測定したってね〜(笑)

ニセ医学や疑似科学は既存の真っ当な物理学用語や医学用語を自己解釈で使用します。波動系の場合はほとんどが「量子力学に基づいた」的な理屈をこねまわします。量子力学はニュートン力学やアインシュタインの相対性理論では説明しきれなかった課題を解決するために、考えられた物理学です(物理専攻のオッサンのツッコミ禁止)。なんとはなしに聞いたことがある「量子力学」とか「波動(もちろん物理の)」で説明されちゃうと、惑わされるので、要注意です。

いかにも魅惑的な量子力学に裏付けられた波動医療ですが、どんな点で標準的な医学、スタンダードな医学より優位なんでしょうか?それらを体系的に説明したサイトってどこかにありましたらお教えくださいませ。

安倍首相、景気が悪いとニセ医学がはびこり、最終的には病状が悪化してから標準医療を受診します。医療費削減のためにも景気をアップさせるような努力をお願いいたします。

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有名人ご愛用ニセ医学、謎の生体エネルギーと電気誘導翻訳装置、広告塔にならないことを祈ります