長尾和宏先生、強引にイベルメクチンの処方を推奨すると反ワクチンに利用されますよ!!

イベルメクチン処方をすすめる長尾和宏医師と反ワクチン系陰謀論者リチャード・コシミズ、そして東京都医師会長のつながりが気になった。

下手すりゃ反ワクチン一派に利用されてしまう危険性もあるのでは?

長尾和宏医師とトンデモ系陰謀論者リチャード・コシミズの関係

やたらめったらイベルメクチンが新型コロナ感染症に効果があるとメディアで述べている兵庫県尼崎市の長尾和宏医師。

この長尾医師がなんと陰謀論者として有名なリチャード・コシミズ氏がタッグを組んだように見える長尾医師自らお書きになったと思われるブログ「Dr.和の町医者日記」の中で発見してしまい私はビビりまくっています。

相変わらず、イベルメクチンに関する問い合わせが絶えない。

当院は枯渇なので無償で配布しているサイトを紹介することにした。→こちら

https://web.archive.org/web/20210826200050/http://blog.drnagao.com/2021/08/post-7693.html

そんな尾崎会長に惚れました」との見出し中の長尾医師の2021年08月27日(金)ブログ中の「→こちら」をクリックすると・・・

リチャード・コシミズ氏のブログに飛んでしまうのです。

トンデモの宝庫リチャード・コシミズのブログ

http://richardthekoshimizu.cocolog-nifty.com/blog/2021/08/post-71a08c.html

いち町医者である私は長尾医師を町医者の鑑であると思いこんでいました、そんな長尾医師が効果が明らかでないイベルメクチンを一方的に推しまくり、さらにトンデモ陰謀論の宝庫であるリチャード・コシミズ氏のウェブサイトをカジュアルに「→こちら」なんてしてしまうなんて・・・。

あれ、あれっ、長尾医師のブログでリンクが削除されている!?

なぜか必要以上にイベルメクチンを推しまくる東京都医師会の尾崎会長と意気投合したことを伝える長尾医師の「そんな尾崎会長に惚れました」記事、現在見ることができるページではリチャード・コシミズ氏のイベルメクチン無料配布記事へのリンクが削除されているんです(2012年9月4日09時50分現在)。

誰かにリチャード・コシミズ氏ってかなりヘンテコな陰謀系トンデモさんですよ、って指摘されてリンクを削除したんでしょうね。

しかし、まっとうな町医者である長尾医師がなんでトンデモ界陰謀論部門のチャンピョン的なリチャード・コシミズ氏を知っていたのか、それがかなり気になります。

自称トンデモウォッチャーの私でさえ、リチャード・コシミズ氏は取り扱い注意案件であり、たぶん今までブログで紹介した記憶はありません。

類は友を呼ぶ、長尾医師と尾崎会長の関係が気になる

長尾医師はたぶん患者さんには評判の良い気さくな町医者であると、尾崎会長とBSフジのプライムニュースでご一緒しているところをリアルでちょっとだけ拝見した私には感じられました。もちろんイベルメクチンが効果があるとの発言に関してはまったく同意はできなかったけどね。

一方の東京都医師会の尾崎会長もダンディなお姿やアイボと相談するおちゃめな姿をFacebookで拝見して、患者さんウケのよい町医者なんだろうなあ、と勝手に想像していました。

私は日本医師会の下部団体である目黒区医師会の会員であり自動的に東京都医師会にも所属することによって、間接的に東京都医師会の会長として尾崎治夫医師を選んでしまったことになっていることに関して言い訳はしません。例えで言えば、私は菅総理に一票を投じてはいないけど何故か日本の首相に菅さんがなってしまった、と同じ理屈なんだけどね。

長尾医師にしろ、尾崎会長にしろ町医者人生を長く送ることによって科学的思考ができなくなっちゃったかもしれません。あるいはお人好しで人の言うことを簡単に信じちゃう疑うことを知らない方々なのかもね、だってリチャード・コシミズ氏を紹介シているくらいだか。

イベルメクチンが疥癬の特効薬であっても、真っ当な医師が処方を控える理由

イベルメクチンは大村智先生が発見した疥癬の特効薬であり、その評価によって2015年にはノーベル医学生理学賞を受賞したことは多くの方がご存知のはずです。

日本人が開発した薬が世界中に蔓延している新型の感染症の特効薬であったとしたら日本人のだれでもが誇らしい気分になるでしょう。

しかし、愛国心が強くても日本人が発見した薬を日本人が誇りたくても感情論で医学は左右されません。

私はエビデンスは重要視しますが、エビデンス至上主義者ではありませんし、エビデンス棒を振り回すことも時にはあっても効果があればそれはそれでいいんじゃないの、と考えるときも無くは無いです。

しかし、たまたま効果があったように感じられる薬の使用を声高に喧伝することは控えるべきだと考えますし海外ではこんな話も出てきています。

感染してしまったアンチマスク派のリーダーの一人が亡くなったことを報じる記事では、このアンチマスク派の方は治療としてイベルメクチン・高濃度ビタミンCなどのトンデモ治療をウケていたそうです。

アンチマスク派のリーダー、イベルメクチンと高濃度ビタミンC治療を受けて死亡

https://www.mediaite.com/news/anti-mask-freedom-rally-organizer-who-took-ivermectin-dies-from-covid-19-after-weeks-long-battle/

高濃度ビタミンC療法もトンデモ医学です、その件に関しては、医師が知らないニセ医学【その4】高濃度ビタミンC療法など複数の記事を書いてあります。

長尾医師や尾崎会長の考え方は「副作用が少ないイベルメクチンなんだから、ちょっとでも効果が期待できるなら処方するべき」と私には感じられます。

患者さんも「副作用が少ないし効果があったと言う人もいるから処方しておくね」と言われたたら納得する説法なんでしょうね。

医師によるイベルメクチン推しは反ワクチンを増長させる原因の1つ

東京都医師会がイベルメクチンを処方すること推奨していると他の医師会の先生方に捉えられていることは少し前に記事にしました。

メディアがイベルメクチンが効果的であるとの主張を取り上げるためか、私も実際にイベルメクチンを所持しているからワクチンは打たないと考えている患者さんを実際に診察したことが複数回あります。

イベルメクチンに治療効果が有り、予防効果もあると考える反ワクチン派の人に尾崎会長は利用されています。

反ワクチン兼イベルメクチン信者と尾崎会長のやりとり

イベルメクチンを購入したと伝えている人は尾崎会長のレスを受けてこんなことを言っています。

「1週間に1錠飲んでいます。これで感染予防が計れます。危険極まりないワクチンなど一切打ちません。」※一部省略

この件に関しての詳細は「強引なイベルメクチン推しで悪夢のディオバン事件を思い出してしまった。」をお読みくださいませ。

イベルメクチン信奉者は反ワクチン派であることは半ば常識化していると述べる医者仲間もいるくらいです。

海外ではこんな事も起きています

 

イベルメクチンの処方数が24倍に…米CDC、コロナ治療目的の使用に注意喚起

https://www.businessinsider.jp/post-241449

人生は長いです、色々なことがあります、以前はトンデモ医師近藤誠先生の主張に関して「長尾先生、『近藤誠理論』のどこが間違っているのですか?」(長尾和宏著 ブックマン社)をお書きになったくらいの長尾先生になにがあったんだろう???

執筆者情報

桑満おさむ医師

このブログ記事の筆者:桑満おさむ
Osamu Kuwamitsu, M.D.

1986年横浜市立大学医学部卒業後、同大医学部病院泌尿器科勤務を経て、1997年に東京都目黒区に五本木クリニックを開院。

医学情報を、難解な医学論文をエビデンスとしつつも誰にでもわかるようにやさしく紹介していきます。

桑満おさむ医師のプロフィール詳細

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